社長のコラム(2026年4月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 昨日、56年ぶりにアポロ13号(1970年)の人類最遠記録がオリオンによって打ち破られた。どちらの宇宙船も月の裏側を通過したのだが、ひとつ大きな違いがある。目的通りだったオリオンに対して、アポロ13号は、偶然の産物だった。酸素タンク爆発事故により月面着陸を断念した後、地球への帰還軌道に乗るため、唯一、月の裏側を回るという緊急回避行動で、地球から約40万171kmという、有人宇宙飛行の「地球からの最遠距離記録」を樹立したらしい。月面着陸という目標には失敗したが、絶望的な事故から乗組員全員を無事地球に帰還させたことで、NASAの歴史上「成功した失敗(Successful Failure)」として知られている。宇宙飛行士だけでなく、地上管制官、エンジニアたちによる総力戦が繰り広げられ、その中でも、風疹の疑いで直前に交代して乗船できなかったケン・マッティングリーが、地上でシミュレーターにこもり、電力が極限まで制限された状態での機体再起動手順を編み出したことが、この奇跡を起こした大きな要因であることに間違いない。こうして、ひとりひとりが自分の役割を知り手抜きをせずに過去最大の力を発揮して、生み出すことや、これまでに自分には出来なくてもきっと出来ると信じて諦めない力が大切である。私はピンチをチャンスにした彼らに勇気をもらえた。私も彼らを見習って諦めず腐らずこれまでの自分を超えていきたい。ついでに、その活躍した諦めないチームワークのメンバーのほとんどが長生きだったことも偶然だろうか?必然だろうか?(4/8)
- 私は、会社や自宅など、各部屋に温湿度計を置いている。もちろん、私のデスクにも。最近、購入したお気に入りの温湿度計は快適ゾーンと注意ゾーンがわかりやすく表示される。日本製で電池不要なアナログ表示で直径5㎝ほどの丸い温湿度計。ちなみにその温湿度計での快適ゾーンは室温18〜25℃で室温40〜65%である。夏場、冬場を同じ温湿度計で計るため、(冬場に25℃は暑すぎるなど)これって快適なのかと疑問ではある。私は、全ての季節で共通する適温は、温度20℃湿度50%と思っている。今も私のデスクの温湿度計は温度20℃湿度50%である。特に温度よりも湿度が範囲から外れると体調を崩しやすい。40%以下になると喉や目などの調子が悪くなる。逆に湿度が65%以上になると息苦しくバテバテになったりイライラしてくる。寒がりの人は温度ばかりに気を取られて、ガンガン室温を上げたがるが冬場に室温25℃湿度30%というとんでもない環境にいる人は少なくない。私には耐えられない。私は年齢とともに少しづつ寒がりになってきているが、暑がりな方であるため、寒がりな人と同じ部屋で過ごすのは過酷である。こうして温湿度計をあちこちに置くようになった理由はいくつかあって、まずは、体調の異変が起きる前に、気付くためであり、皆が譲り合って快適に過ごすには、各自の感覚だけに頼らず、基準をつくるためである。日々、エアコン、ストーブ、加湿器、除湿機などで、うまくコントロールしながら、調整をしている。こうして温湿度計を見ながら調整していくことと会社経営することに共通点を感じながら。(4/4)
- 私は、エリートでも世襲でもない叩き上げ(たたきあげ)そのものである。地道に努力を重ねてきたことはもちろんのこと、それを助けてくれた人や運が味方をしてくれたことが合わさって、なんとか今日までやってこれた。私が20歳台の約10年間の多くを、団地の飛び込み営業に費やした。その飛び込み営業の時間は徐々に減っていき30歳代半ばあたりまででフェードアウトした。時間が無くなったこともあるし、時代に合わなくなり、完全来店型へと移行したからである。そこからブランクがあって、最後に飛び込み営業をしたのは、10年ほど前、私が44歳?頃だ。大阪に支店をつくった際にちょっとだけやってみたのが最後だった。あの頃、毎日、必ず1件以上の契約を獲得し続けて、契約するまで食事をしないなどのマイルールをつくり自分自身に厳しかった。毎日毎日修行をしているかの様な気持ちで、ドアノックをし続けて、右手の中指と薬指にはマメが出来ていた。その時に使っていた手書きのチェックリストは今も大切に残している。震えがくるほどの嫌な目にもあったが、心温まる良い思い出もある。その頃に助けてくれた顧客とは、今になっても感謝の気持ちを込めて思い出話をすることがある。時が経ち飛び込み営業でご契約いただいた多くは60歳以上となり、最近は少しづつお亡くなりになって寂しくなっている。飛び込み営業をした経験がある人なら、きっとわかると思うが、私もご契約いただくありがたみを心から知っている。私は、顧客から、あの時、他人の菊池を選んで良かったと思っていただける様にと思われるためにも、今日まで、思いを込めて誠実に続けてきた。これからもずーっと。いつか、私がこの世を去った時も、このイズムが消えない様にしたい。そして、ご紹介いただいたり、お子様にも引き継いでいただいたり、お返しをするどころか、益々、甘えている。(4/1)
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