社長のコラム(2018年5月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 今日は【管理職あるある】を言いたい。まずは、部下が取り返しの効かないミスをしないで済む様に、ずーっと管理、監視をし続けていなければならない事。小さなミスの段階で注意を与えておくべきなのだが、それを見つけたり指摘したりすると疲れたり、他の業務が滞る等、何一つ良い事はない。特に反抗的だったりプライドが高い人等に注意をするものなら倍返しされてしまうので何も言えなくなる。指示に従わない部下のミスまでもが上司の責任になってしまうのだからやってられない。結局は人に任せるよりも、自分でやった方が早いしミスも少なく良い仕事が出来るし精神的に楽なので上司がひとりでやってしまう。結果的に部下は成長しないし、当然、部下の評価が下がり自信喪失する等、多くの人は退職する事になる。そして、ミスするかどうかだけでなく、部下がこれから長期に亘り、この会社で仕事をしやすくする様に、先々を見越して、今させるべき事を逆算する必要がある。元々、得意だった事をさせるという単純な事ではなく、苦手な事を得意にさせるべき時もある。ついついわかりやすい作業的な業務をさせがちだが、大切なのは自社が何者なのかを深める事だ!(5/30)
- 預貯金残高が少なくなってきたり、借金が増えたりしてくると、これからどうなるのか等という不安に苛まれるものだ。私の場合は約22年前に住宅を購入した際、借金の重みに不安...。残りの年数が少なくなっていくうちに少しづつ不安が解消していくも、同時に年齢が高くなっていく事への不安増加。この様に、その時々によって、なんらかの不安は付きまとうものだ。思い起こせば、これまで不安を感じずにいた期間はあまりない。そう考えると折角の人生なのに勿体無いと思うし不安によって足止めされてきた事に気付かされる。不安ではなく危機感だったら良いのだろう。この差は紙一重なのかもしれないが、こういう心のコントロールが大切。社長として何を成功と呼ぶのかと言うと、お金をもっていることよりも、本当に必要な時にお金を手にする方法や力を身に付けている事ではないか...。うまい事を言うが、お金は「滞留」させるよりも「対流」させた方が良いとも言える。お金を使わずに溜め込み資金を増やす事以上にノウハウの蓄積に価値がある。その方が、例え無一文になったとしても復活出来る可能性が高いだろう。(5/27)
- お金の力によって人からサービスを受けたとしても虚しさが残る。どんなに大金持ちになったとしてもこの虚しさは一層積もりばかりだろう。そうは言ってもお金は大切だ!それがなければ豊かな生活は出来ない。お金の力で解決出来る事は沢山ある。やっぱり、お金は沢山持っているほうがいいし、お金をもらえないのに仕事をしたいと思えない。しかし、世の中にはそれをやれている人がいる。ボランティア活動とか...。私自身、それを一切やってないので負い目を感じる。冒頭の一文に戻るが、ボランティアによるサービスを受けたとしても虚しさは解消出来ないと思う。では、どうあれば良いのかというと、私に何かしてあげたいという欲求からくるものであり、使命感がないものである。無償の愛と呼ばれているもの...。こんな話をしている時に思い出すのは、生前、私をよく可愛がってくれた亡き祖母である。無償の愛を与えてくれる人が私の前から去っていくのは寂しい。祖母は私が存在するだけで満足してくれていた。心から私の側にいたいと思う人が壊滅していってる事に気付かされた時に虚しさを感じているのだ。ついにはお金の力をかりても叶わないことも...。(5/24)
- 色彩、音楽、ファッション、建築物等、デザイン性はルールに従った上での自由...。特に何があったという訳ではないが何となくこんな事を書きたくなった。コーディネートする上でよく言われているのは靴とベルトとカバンの色を合わせる事。私もこのルールに従ってこの3点の色合いは同色系の黒。白のスニーカーに黒のベルトをうまく着こなす等、靴とベルトの色を合わせないというコーディネートもある様だけれど、高度すぎるレベルに私はついていけていない。こんな私がルールを守ってないとしたら、スーツに革靴ではなくスニーカーである事。私の場合、革靴を履く事が辛かったからそうしたのだが、最近ではファッションとしても気に入っている。話は変わるが、約2年程前、私は自社ビルのデザインに苦戦していた。建築法などの法規制が妨げになり思ったものがつくれずにいくつ諦めただろうか?デザイン性や使い勝手を損ねない為のルールだけでも簡単では無かったのに...。ルールはデザインの邪魔ではあるけれど、よく考えてみたらルールがあるからこそ、デザインが生きるのではないかと思い始めた。(5/19)
- 本日から、新規事業「TVIA(テレビア)」のオープニングスタッフを本気で応募し始めた。人材によって成功するかどうか大きく左右する事は、これまで良くも悪くも経験してきた。私はこの事業を必ず成功させたい。こんな時事業そのものをイメージ化するべきだと思うが、いつ間にかその成功を人に語る時、情熱大陸、プロフェッショナル仕事の流儀、ガイヤの夜明、カンブリア宮殿等、テレビ番組で紹介されているという妄想に走っている。そして、社員と一緒に心から笑ってるシーン。当然、社員の給与は今の2倍、3倍となり、信じて続けてきて良かったなんていう声をかけられる。古くからお付き合い頂いているお客様からは、いつか成功すると思っていたよなんて…。こんな妄想を実現させる為には詳細にイメージングする必要があるけれど、現実の世界に引き戻されるのが怖い。何故ならば妄想通りにいかない事に気付き、後向きな事を考え始めてしまうから...。これまでに誰もやった事の無いものへの挑戦とはこの様な心理との戦いであり、大きなエネルギーと勇気が必要。必ず妄想を現実化させる。その前提で運命の人と出逢う努力をする。(5/16)
- 私は何色が好きなのだろう?最近では白黒を基本としているものを選ぶ事が増えてきたような...。弊社のイメージカラーの推移は最初は水色から始まり、次に茶色とオレンジ色、それから紺色、赤色、現在は白黒ベースに少しだけ赤を混ぜている。本社ビルはコンクリートのグレーに茶と黒に少しだけ赤という配分...。それぞれの色にしかない良さがあるので状況によってそれを使い分けてしまう。その為なのかコーポレートカラーが定まらない。ビルや街の色合いによっても自社の色が馴染まない場合もあるので、それに合わせていたからという理由もある。京都や飛騨高山などではコンビニエンスですらもコーポレートカラーを捨ててまでも街並みに合わせている様だが...。たとえ1店舗だけでも目立とうとしたりすると街はバランスを崩す。こうなると目立つ事を目的としてしまい品を落としてしまう。弊社は世間の常識に合わせるのではなく社名通りホカニナイものを求めているのにも関わらず、こうして、街の色に溶け込もうとしている。矛盾しているようではあるけれど、社会全体のバランスを考慮した上でオリジナリティを保っていきたい。(5/12)
- 新規事業の準備が少しづつ整ってきた。この度、福岡天神地区にある弊社の保険ショップである「ほけん工房」の近くにもう一つ事務所を用意した。既に、椅子やテーブル等、徐々に設置されて形になってきた。イメージしたものが形作られていく時の気分を味わいたいから仕事をしているのかもしれないと思う程に、この瞬間を自分の目で見たい。完成していく様をその度にスマホで写真を撮るのも楽しみ!こうして目に見えてわかりやすいものに対しては準備しやすいのだが、そうじゃないものについてはあまり前に進まない。新しい事を始める為にやる事は沢山あるのに、考えてもなかなか解決しない事には脳が拒絶してしまう。まずは、簡単な方を済ませてから難易度が高い仕事に取り組むのも良いと思うけれど、最後まで面倒な事を放置する事になってしまいがち。チームには鳥の目になって考えるべき人と虫の目になって考えるべき人がいると思う。指揮するべき人が一定のポジションを受け持つ事で全体を見渡す事への妨げになる様であれば改善すべき。私に置き換えると、スタッフがポジションを放棄して、私がそれを代行する事で、私がすべきだが行き詰っている業務を放棄できる事を喜んでいてはいけない。(5/10)
- 三連休が終わり、本日から出社...。昨日は、夏休みが終わる小学生の気持ちを超えるレベルで緊張と不安などに襲われた。7/16(海の日)まで休めないと思うと...。この様に休めないネタばかりを書いていたら、最近ではコラムを読んでくれた人から休まず働いている人という印象が強くなりすぎたので、意識的に三連休にはコラムのネタづくりをおこなった。その一として、初めてのドクターフィッシュ体験。ドクターフィッシュこと熱帯魚の「ガラ・ルファ」は人の足の角質を食べてくれるありがたい魚であり、心身ともに良い影響を与えてくれる。足を水中に入れたとたん小魚の大群が襲ってきて、恐ろしく、そして、くすぐったかった。あっと言う間に、これまでに経験したことがないこの新感触の虜に...。その二として、ハムスターを飼う事になった事。キンクマハムスターという種類の男の子でクリーム色のふさふさした毛でおおわれている。彼のお家には、トイレやお風呂や屋根裏部屋なども完備されていて、いたさりつくせり状態。私達人間の癒しのツボをわきまえているかの様に彼の動きには無駄がない。こうして、特に小動物との関わりが多かった3日間であった。(5/6)
- ゴールデンウィーク、私は5/3~5をお休みする。私としてはこんなにまとめた休みは不要であり、年間に分散されていたら良いのに思っている。どこか遠くに行こうと思ってもこの時期の旅費は高くて渋滞するし公共交通機関の席は窮屈。昨年、私はゴールデンウィークの後、次の休みまで72日間の連続勤務で心身ともにダメージを受けた。今年は昨年の二の舞にならない様にしなければと思っている。こうして既に先を考え過ぎて今を楽しめていない。出来る事なら、将来を夢見て生きていけたら幸せだと思うのだが...。思い起こせば小学生の頃には、いつか死んでしまう日への恐怖心を持っていた。食事をする際にも、苦手なものを先に食べて、好物は最後まで残しておいたり、アイスクリームの当たりくじを後からの楽しみにと思って使わずに大切にとっていた。私には今よりも後で楽したいとか幸せになりたいとか思ってしまい今を楽しめない癖がある。これでも、あの頃よりも意識的に随分変わったつもりであるけれど、この癖からは完全には抜け出せてはいない。こんなビビリの私が新たな事業をスタートさせて、大きな先行投資を行った。これを恐怖から夢へ変えれたら...。(5/2)
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