社長のコラム(2020年11月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 12月1日から久々に仲間が増える。コロナ発生後初めての社員採用となる。しかも同時に2名!ここ数ヶ月間、欠員状態でなんとかやってきた訳だから、これまでの人員で大丈夫そうにも見えるのだけれど、大きな成長に繋がるプラスαを産み出す業務などに力を発揮出来ていなかった。例えば、雨漏りをしているところにバケツを置いて回る様な業務はやれていたけど、雨漏りしない様に原因を突き止めて根本的に工事する様な業務はやれていない状態。今回の採用の一番の目的がその改善を行う事である。その改善が出来なかったら失敗という事になる。スタッフが「必要最小限の業務をこなす」だけなら、今までのスタッフ数でも多いくらいなのでこれまでの業務を仲良くシェアしてはいけない。良く言えば先輩社員がワンステップ上がる為のチャンスでもある。悪く言えばこれまでやってきた手慣れた業務を新人スタッフに譲るということになり、それによって生まれた時間で難易度の高い業務をやらなければならなくなる。苦手な業務かもしれない。前回のコラムの通り責任だとか悩み苦しみとかが増えやすい。(11/28)
- 社内で最も難易度が高い業務は、簡単には解決しないだろう事を悩み苦んで考えたり、想像もつかない未来に対して何かをするにしてもしないにしても決断をしたり不安と戦う事。無から何かをつくるという創造と言えば聞こえは良いが失敗したら責任を負わなければならないとなると足がすくむ。テーマそのものまで自分自身で作らないといけないくらいだから今日何をしたら良いのだろうか分からなくて辛い。誰にも相談出来ずに一人でただ頭を抱える。ちゃんと答えてくれる相談相手がいないのも辛い。それと比べて保険相談業務はオアシスの様なもので救われる。特に慣れてる分野については一定はルーティン化されていて頭も心も楽!保険相談業務や商品研修を社長自らやる事によって社長がやるべき経営全般にプラスに働くのでこれは一石二鳥。こうして相乗効果がある組み合わせは良いがここに社員の監視管理が加わり気を取られてしまうと「解決が厳しい悩み苦しむ業務」を疎かにする事になる。この様な、相反する業務、否定し合う業務は能力には関係なくすべきじゃない。わかっているのにやるしかないが自己管理すらも出来なくなる。私を管理してくれる人もいない。(11/26)
- やっぱ年齢なのかな?酷く疲れやすい。昨日も今日も、いつもよりたくさん眠ったはずなのに眠たくて仕事にならなかった。睡眠不足だから眠たいとばかり思っていたらそうではないみたいで…。これが原因でこれさえ解決したら大丈夫だと期待していたのに解決しないという事は時々ある。絶望!もうどうしたら良いかわからない。経営する上でもこれまでの反省などから対策をうったつもりが、的違いだったりなどで無駄だったりした経験は何度もある。ロジックが通用しない!こうしたらこの様になって解決するという様には都合よくはいかない!こうなったら手も足も出なくて八方塞がりになってしまい、解決しないまま日々を無駄にする事になる。または、こうしたら解決出来るとわかっていても、禁じ手だったりもするので、それ以外の解決方法を見つけるのに苦戦する。いっその事、その禁じ手を使うしかないのかもと一瞬考えるが理性で止まる。その内その禁じ手すらも通用しなくなってしまう。欲求を押さえ込む事にもなる。どうしよう?そうこう考えている内に夜はぐっすり眠れてなくて昼に眠くなったりする。(11/21)
- 抱きしめられたい。そして、抱きしめたい。温もりを感じたい。ソーシャルディスタンスで人と人の距離は遠ざかっているが、それ以前に法規制などが強化されていき一定の距離をとらなければならない。触ることはもちろんの事、近づくどころか見ることすらもできない。マスクで顔のほとんどが覆われているので、誰がどんな顔をしているのかすらもわからない。顔の表情が見たい。私に笑顔を見せて欲しい。私の表情も見せたい。ついでにマスクで声もよく聞き取れない。話をするにも言葉選びが難しい。ハラスメントにならないだろうか?益々、私が望まない方向へ向かっていく。人と人の距離までも管理されていて、特に男性だったり管理職には恐ろしく厳しい世の中である。生理的に受け付けられないと思われている人なんてさらに手や足どころか口すらも出せない。隠れて怯えて生きていけとでも!「長生きしたいですか?」という質問に対して、以前よりもイエス回答がかなり少なくなったのではないだろか?生きる事を目的にするのではなく欲求を満たす事が目的だと考えた方が良いのではないだろうか?そう言いながら、真面目にルールを守って息が詰まっている私がいる。(11/16)
- 一番欲しいものを手に入れずに諦める。一番したい事をしないで諦める。きっと誰もこんなものだろう?欲しくても高いから買えないなんて当たり前。それ以前に高額で買えそうにないものからは目を逸らしている。たとえお金があったとしても手に入らないものもある。健康、年齢、愛などは典型的。これらもちょっとはお金の力で解決できそうではあるけれど効き目は僅か…。能力などにも応じるが同じ時間にできる事は1つとか2つとか決まっている。少なくとも分身の術でもない限りは同時に異なる場所に存在する事は出来ない。どの様な手を使おうと2つ3つと欲張りに手に入れる事が出来ないものは他にもたくさんある。こうして考えると諦めてばかりだな!100%を手に入れようとしてうまくいくなら最高だが、失敗したら最悪という究極の選択をしたくないので、50%だけを手に入れる様にして半分諦めるという事もある。逆にその50%が一番のストレスになっている事もある。見る事はできるが触る事はできないなんてどう?自由に話す事が出来ずなくて本心ではなく半分嘘をつかないといけないとかどう?(11/14)
- 何の疑いもなく明日が来ると信じていた。ところが人は突然豹変して昨日までには想像もつかない程に…。だから信じられない。それならば今後誰も信じないのか?その人という限定ではそれはわからない。人全般という意味ではやっぱり信じるしかない。信じる力を失った時が本当の意味での敗北だと思うから…。人なんて誰でも裏切るから信じられないという様に悟ってしまわない様に心掛けている。「保険屋なんてどうぜこんなものだろう!」なんて思う人をよく見かける。そして、私がその悪い期待を裏切って見せる。保険屋というものへの期待の無さから私に求めてこられる事は保険屋じゃなくても出来る様な事。ドクターXの大門先生が言う「医師免許がなくてもできる仕事は致しません」に共感する。顧客は保険屋に対してある意味もっと期待をすべきである。私はこれまで時々コラム内で「依存と自立のバランス」について書いてきたがまさにその通り。私は顧客が簡単には気付かない(潜在意識)へ気付きを与えようと意識的に働きかける。これこそ私に依存していただいたほうが良い。運命が変わるかもしれない。(11/12)
- 私(社長)の役割は一言で言うならば当社の経営全般だが、その範囲は広くて深くて目が回る。単に売上をあげたら良いとか経費を削減したら良いという単純なものではなく、コンプライアンスなど新たなルールが増加し益々複雑化している。一つでも漏れがあったら足元をすくわれる。未知の世界に対して決断だとか責任だとか気が重い。スタッフには誰に何をしていただくのかパズルを解くのが難しい。本人がしたいとかしたくないとかいう希望や能力などという面だけでなく、メンバー全体のバランスから好きな事や得意な事以外の苦手な事についてもやってもらうしかない。出来る限りは一人一人の希望を聞きたいが…。私自身の業務の中にも拒絶したくなる業務がある。スタッフには1つの業務に集中していただく訳にはいかず2つ3つといくつかの役割を果たしていただく必要がある。その際、気をつけなければならないのが、その組み合わせである。例えば、慣れた自動車運転をしながら鼻歌を歌う事は出来るが、本やスマホを見る事は出来ないという様な!そして、代役なしでその人にその業務をお任せするというかけに出ないといけなかったり...。(11/7)
- 一寸先は闇という言葉通りに、ほんの少し先のことも全く予知できない。私は春頃まで地元の老舗大型中華料理屋さんで毎週の様に大好物の餃子を食べていた。この餃子を食べない1週間なんて我慢出来ないという程だったのに新型コロナウイルスの影響だと思うがそれ以降未だにお店が再開してないない。すごく人気だったのでこうなるなんて少しも想像してなかった。最近、芸能界の人気俳優女優が続けて自殺された事も想定外だった。テレビで見る限り自殺をする様な人には思えなかった。これまでに経験した事がない台風が近づいてきて、運よく弱まってくれて助かったが…。きっと誰も同じだと思うが新型コロナウイルスで世界中がこんなになってしまうなんて少しも考えてなかった。マスクで人の顔のほとんどが見えなくて誰がどんな顔をしているのかわからない。こんなに酷い世界になってるなんて少しも考えていない1年程の前の私の写真を見つめていた。想定外の未来に対して準備のしようがない。良かれと思ってやった対策が無駄になるだけでなく逆効果となる事もある。みんなで渡れば怖くないという簡単な話でもない。(11/4)
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