社長のコラム(2022年5月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 「ワンマン」ってヒーロー?私は子供の頃にそう思った事がある。ウルトラマン、ガッチャマンと「マン」つながりだから!路線バスに表示された「ワンマンバス」を見てカッコよく感じたのは私だけ?そもそも「ワンマン」は、二人以上でやることを一人でやる事であり、使い方次第では「自分勝手」「独裁的」という意味合いを持ちカッコイイどころか悪印象。例えば「ワンマン社長」は良いイメージよりも悪いイメージが先行する。何を隠そうと私もその「ワンマン社長」である。今日で社長歴22年だからね!当社の誕生日は2000年5月31日なので初代社長が今も続行中という訳だ!私も好きでワンマンやっている訳ではない。会社の運命を責任もって決めてくれる人がいるのなら頼りたいがそれを引き受けてくれる人がいる訳でもなく一人で責任もって決断するしかない。中小零細企業の社長がワンマンである事は仕方ないのかもしれないしメリットもある。社長じゃなく社員がワンマンだったら、それはデメリット以外何者でもない。無責任に我が物顔でありチーム崩壊につながる。そうならない為にはワンマン社長が必要なのかもしれない。(5/31)
- 2003年に内閣府がまとめた「人間力戦略研究会報告書」によると人間力を「社会を構成し運営するとともに自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」と定義している。具体的には❶知的能力的要素(「基礎学力」「専門的な知識やノウハウ」「論理的思考力」「創造力」など)❷社会・対人関係力的要素(「コミュニケーションスキル」「リーダーシップ」「公共心」「規範意識」など)❸自己制御的要素(「意欲」「忍耐力」「自己管理」など)によって構成される。私がこれまでに人材採用や育成をしていく中でもこの3要素が大切であると実感している。高学歴かどうかという要素はあまり大きな問題ではなく、特に中途採用の場合、学歴による評価は無いに等しい。むしろ、卒業して10年20年と学歴に頼って大した成果も上げてないなら評価は下がる。そして、余程の理由がなく転職を繰り返している人は要注意であり、特に直近を中心に判断する。最も簡単な判断材料の一つとして、その人の経験では分かりづらいだろうと想定出来る考え方や気持ちを伝えた時の反応を見る事。(5/27)
- 「燃える男の赤いトラクターそれが男だぜ♪」定食屋さんのラジオから懐かしい曲が流れていた。多分、40歳以上くらいの方にはピンとくるヤンマーのCM。私は歳を重ねていくうちに51年分の過去を持ってしまっていて、多くは記憶から消えてしまっているが何かのきっかけがあると思い出す。私は他の人たちと比較すると過去を忘れている事が多いような感じがする。えっ!認知症予備軍?今もボーッとして目線が遠く起きているのか眠っているのかその差が小さくなってきている様な…。一日中仕事が頭から離れずオンオフのスイッチがなくメリハリがない生活の改善、行動範囲を広げ田舎ではなく都会で過ごす時間を増やしたり、脳力が低い人との接触を最低限にして高い人との時間を増やす事などなど脳へ良い刺激を与えるべきである。実際、未解決のまま思考し続けたり管理し続けると悩みとなり脳疲労をはじめ心身に悪い影響を及ぼすことを身に沁みる程わかっている。頭の中が面白くなくなっている状態で明るい未来はない。そういう訳で今やるべき弊社の一番の改善点は「私の頭の中を面白くする」である。(5/21)
- 「アタフタしていたらヘトヘトになってバタンキュー」こんなオノマトペだらけの文章ってどう思う?私はリズムがあって聞きやすいしわかりやすいと思う。「オノマトペ」とは、擬音語、擬声語、擬態語、擬容語、擬情語の総称。知ってた?特に私はあまり言葉を知らないのでオノマトペでの表現は助かる。病院に行くと痛みなどをオノマトペで表現している。歯医者であれば「削るのでキーンとします」「ガシガシ噛んでください」「麻酔するのでチクッとします」という様に処置をする度に説明してくれる。専門用語を並べ立てられたところでピンとこないので助かる。オノマトペの日本語版だけでも数千種類はあるらしく全てがわかる訳ではないが、おおよそ見当がつく。英語で言うオノマトペは私にとっては逆にピンと来ないものが多いのだが…。そもそもオノマトペっていうより、擬音語や擬態語などとでも言ってくれた方がわかりやすい。わざわざ難しい言葉を必要以上に使うべきでないと思う。私にとっては長嶋茂雄やスティーブジョブズ等の様にオノペストをたくさん使ってくれる方が魂に響きやすい。(5/20)
- 「重要性」を優先するのは当たり前だが「緊急性」を優先するのは当たり前ではない。「えっ!普通は緊急な仕事を優先するよね?」と思うだろうがそうじゃない。確かにどうしようもないケースでは緊急な仕事を優先するしかない。そもそもその緊急な仕事っていうのは何?その問題はどうして起きた?未然に防げたのではないだろうか?納期ギリギリまでのんびりしていたからでは?期限が決まってないからと言って「先延ばし」「後回し」して良い訳はない。急ぎの業務に追われて本当に大切な「重要であり緊急でない」仕事が出来ていない。今後に向けた準備や計画・リスク対策・品質改善・人財育成など主に中長期対策がそれにあたるが、頭を使って悩まなければならない等、難易度が高く、折角の対策が無駄になる事も多い。人財育成に例えると苦労してやっと育ってきてこれからという時に退職願でさようなら!これまでの努力が水の泡。こうなるくらいなら教えなければ良かったと思ってしまう事で人財育成に力が入らなくなり戦力不足となり悪循環に陥る。この罠にかからない様にしなければと必死にもがく。(5/14)
- 九州は、元々、筑前、筑後、豊前、豊後、肥前、肥後、日向、大隅、薩摩の9つに分類されていた。私が住む長崎県佐世保市は肥前(今でいう長崎県と佐賀県)である。私はこの両県は肥前県としてまとまる方が嬉しい。できる事なら福岡県、佐賀県、長崎県は同じ県であって欲しい。何なら九州県して統一しても構わない。そもそも県という分類すらも不要。私が知る限り佐世保市民の多くは長崎市よりも福岡市に行く人の方が多い。私は年間通じて福岡市95%:佐賀市5%:長崎市0%という割合。わざわざ不便なところに行かない。こんな私にとって、テレビやラジオでのCM広告もローカル番組も行く事もない長崎市などの話題がほとんどであり面白くない。「県境を越えるな!」なんて言われても県境なので困る。私が知る限り、県北に位置する佐世保市はないがしろになっている様に感じる。佐世保市は長崎新幹線のルートから外されたり、違反者の自動車運転免許証の更新も県北で出来なくなった。病院についても県南や県央と比較しても医療格差が大きく貧弱である。他にも色々とあるが佐世保市の為には長崎県であるべきじゃないと思う。(5/12)
- 「オバタリアン」って知ってる?オバタリアンとは羞恥心がなく世間に対して迷惑をかけるあつかましい中年女性の事。そういえば最近あまり耳にしないな〜。死語らしいけどオバタリアンは今も昔も存在する。比較的高齢者に多く感じるが若いうちからオバタリアン化している人もいる。オバタリアンは社会の秩序を破壊する。罰則がないからと言っても何しても良い訳ではない。さて、オバタリアンの対義語っていうのは何だろう?男性バージョンでいうオジタリアン?若者バージョンの親父ギャル?どれもヤバイ存在。そういう対義語でなくて性格的に反対となると、恥ずかしがり屋さんで人の目ばかりを気にして迷惑をかけない様にとばかりし過ぎて、何も出来ずに金縛り状態になったり、人に依存し過ぎたり、挙げ句の果てには心が病んでしまったり。それはそれで良くない。人の目を気にするのは良い事だと思うが行き過ぎると自虐的になる。そう考えると強く生きて行く為にはオバタリアン化して身を守るしか無かったのかもしれない。私自身はどうかというと綱渡をしているかの様にそのバランスを取りながら生きているが時々崩れそうになる。(5/7)
バックナンバー
2022年4月2022年3月2022年2月2022年1月2021年12月2021年11月2021年10月2021年9月2021年8月2021年7月2021年6月2021年5月2021年4月2021年3月2021年2月2021年1月2020年12月2020年11月2020年10月2020年9月2020年8月2020年7月2020年6月2020年5月2020年4月2020年3月2020年2月2020年1月2019年12月2019年11月2019年10月2019年9月2019年8月2019年7月2019年6月2019年5月2019年4月2019年3月2019年2月2019年1月2018年12月2018年11月2018年10月2018年9月2018年8月2018年7月2018年6月2018年5月2018年4月2018年3月2006年7月~2018年2月(ほけん工房ページへ移動します) - 2003年に内閣府がまとめた「人間力戦略研究会報告書」によると人間力を「社会を構成し運営するとともに自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」と定義している。具体的には❶知的能力的要素(「基礎学力」「専門的な知識やノウハウ」「論理的思考力」「創造力」など)❷社会・対人関係力的要素(「コミュニケーションスキル」「リーダーシップ」「公共心」「規範意識」など)❸自己制御的要素(「意欲」「忍耐力」「自己管理」など)によって構成される。私がこれまでに人材採用や育成をしていく中でもこの3要素が大切であると実感している。高学歴かどうかという要素はあまり大きな問題ではなく、特に中途採用の場合、学歴による評価は無いに等しい。むしろ、卒業して10年20年と学歴に頼って大した成果も上げてないなら評価は下がる。そして、余程の理由がなく転職を繰り返している人は要注意であり、特に直近を中心に判断する。最も簡単な判断材料の一つとして、その人の経験では分かりづらいだろうと想定出来る考え方や気持ちを伝えた時の反応を見る事。(5/27)