社長のコラム(2024年4月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 4月24日、民間の有識者グループ「人口戦略会議」は全体の4割にあたる744の自治体で、2050年までに20代から30代の女性が半減し、「最終的には消滅する可能性がある」とした分析を公表。これに該当するのが消滅可能性自治体であり、自立持続可能性自治体・ブラックホール型自治体・その他自治体に4分類される。当社の本社と支店がある佐世保市と福岡市はその他自治体に分類されているが、佐世保市=-37.8%、福岡市=-12.6%という事で減少する事に違いはない。10年前、2014年に行われた同様の分析に比べると「消滅可能性自治体」は152少なくなっているが、これは、最新の人口推計で、将来の外国人の入国者が増加すると見込まれるためであって、実態は改善しているとは言えない。タチが悪いのがブラックホール型で周りの自治体から人を集めるも出産する女性が少ない自治体。25自治体の内21自治体は東京都、関西では大阪市や京都市等がそれに値する。地方で育てた大切な人材を奪っておいてこの有り様か…。本気で少子化対策したいならここを改善すべし。それ以外を含めて、一極集中によって日本の色々をダメにしているので放置してはいけない。(4/30)
- ”円相場 1米ドル156円台まで値下がり円安一段と加速””34年ぶり”なんてニュースで騒いでいる。今後の為替予測にバラツキがあり手が打てない。どこかのAI予測では年末には120円から230円という幅広い予測で当てにならない。120円と230円では2倍近くも差が開いているが私はもっと最悪の事態も視野に入れている。あまり悲観的になり過ぎもよくないとは思うけれど、私が怖いのは歯止めが効かなくなる程、円が売られて円安が急加速する事。例えば1000円2000円という様な感じで信じられない程、円の価値がなくなっていき、政府が日本国をデフォルトさせない為にも個人資産に手を出してくる事など良からぬ想像が膨らんでくる。ここ最近、想像を越える様な信じがたい事が起きている訳で、ありえない話でもない。最悪の事を考えている内に、もう何をしても駄目なのではないかと自分自身が無力に感じてくる。この様に絶望するまでに追い込まれる事は全てを台無しにする。現実逃避せずに絶望しない領域で策を考えていけたらと思う。ついつい投げやりになる程、がっかりさせられる時代だが腐ってしまう訳にはいかない。(4/26)
- 私が日本の政策を決める事が出来るなら、バラマキ、新NISA、働き方改革(≒働くな改革)、少子化対策、インボイスなどはしない。賃上げはすべきだが、その為にはコスパ、タイパを考えながらも”もっと働け改革”を行う。労働時間、定年制、最低賃金などを廃止し、労使が自由に決める様にする。人それぞれ体力や集中力、生き方などは異なる訳でひとくくりにしない方が良い。週10時間しか働けない人も80時間働ける人もいる。元気な高齢者もいる訳でこれまでのキャリアを活かして仕事を続けていきたい人もいる。いいじゃん!人それぞれ自由でいいでしょ?少子化対策は結婚にこだわらず婚外子、一夫多妻なども自由で良い。一人で30人の子供が欲しい男性もいるのでは?それ以前に少子化ではなく労働適合者を増やすべきだ。新NISAの対象を円建に限定し円安対策を行う事も。今の政策はタイミングと組み合わせが悪く日本にとって不利益である事は間違いない。もしかしてわざと日本をダメにしている?見てられない。日本の強みを活かしていく事、政治不信の解消し、明るい未来を感じさせる事を最優先させるべし。まだまだ書きたい事がある。(4/22)
- 「まだNISA始めてないの?」「まだワクチン打ってないの?」など、それをやっていないのが遅れているっぽく感じる言い方…。それに対して「あえてやってない訳で遅れている訳じゃないんだよ」って思う人もいるだろう。人々の日常の会話、テレビ番組、SNS等から、当たり前っぽく誘導されていく。この誘導は権力者優位になりやすい。そして、人々はあまり考えずに行動を起こしやすく危険な状態。NISAやワクチンはどの権力者にどの様に優位だったのか?これについては言うのが怖いので皆さんの想像にお任せする。何事もまずはこの様に疑ってみてカラクリを知るべきだ。思考レベル5を最高として多くの人々がレベル2に集まっているなら、レベル2か3程度の提案が最も効率よく伝わりやすい。レベル4や5を伝える為には双方の能力や信頼関係が高い次元になければならない。行列を作る思考停止状態のゾンビにレベル4や5の話をしたらガブっと噛みつかれてこっちまで致命傷をおってしまうかもしれない。少なくともかなりのパワーを使って伝わらなかった時は徒労感に苛まれる。益々、人を正しく導けない世の中になり怖い。(4/19)
- 見えにくい部分、わかりづらい部分こそスルーしないこと。これは保険商品の選び方で重要なポイントの一つ。2024/01/11のコラムにも記載した通り「1安くて0.5悪い内容だと思っていて契約した保険だったが、実際は2悪い内容だった」という罠にかかっている人を沢山見てきた。被害者とはそういう人である。保険料がいくらなのかなんて簡単に100%わかるが、内容について100%わかっている人なんていないはず。仮に私が90%をわかっているとして、それを人に述べる段階で80%、相手の方が70%を理解してもらうという様に、低減していくものだろう。中には正しく伝わらず誤解を与えてしまう事もありえる。最善を尽くしたとしてもこうなってしまう。まずは自分自身がもっと学び100%に近づき、少しでもわかりやすく誤解を与えない説明ができる様に努力する事が大切だと思い日々鍛錬してきた。国や保険会社が言う事自体が100%に達していなくて誤魔化しすらも見られる。商品開発、営業トークにしても、最初から誤魔化して正しくない方向に誘導しているとしか思えないものにも気づいている。(4/14)
- 間違いだらけの保険選びについて…。保険ショップだとかファイナンシャルプランナー等に相談してこの内容は酷い!結論を先に言うと”無駄””逆効果”だ。私の保険相談をちゃんと受けた人にはその意味がわかるはず。私の保険相談は、よくある保険相談とはかけ離れていて一言でいうなら”一歩上行く保険相談”である。これでも遠慮していて二歩も三歩も上を行き先を行く、よくある保険相談での解決策を否定する保険相談でもある。社名の通り、他では聞けないホカニナイ保険相談。よくある保険相談の説明にも正しい部分はたくさんあるが、それ以上に根本的に欠陥がある事を指摘する。あまり深く広く考えずに出した答え、群集心理の罠にかかった様な選択が目立つ。深く広く考える私ですらも、まだ追求出来てないと思っているが、あまりにも他がお粗末過ぎる。私が良い商品だと思って積極的に販売する商品は、数年後には、販売停止されたり商品が陳腐化する事が多い。その理由を聞くと、他の保険ショップ等の募集人にはその商品を理解出来る人がほとんどいないからと聞く。商品を陳腐化するのではなく売手のレベルアップをすべきだ。(4/10)
- あのゴッドハンド脳神経外科医の福島孝徳さん81歳が3月19日に死去。2万4000例もの手術をして、多くの人々を救ってきたスーパードクターであるだけでも十分だが、それに加えて、100人以上のお弟子さんを育てて、自分だけの宝にせずに、技術等を伝授していった事。その結果、もっと、多くの患者さんが救われていった。世の為、人の為が口癖らしく、まさにその通りの生涯。私は福島先生を尊敬し、こんな働き方が出来る様になりたいと影響を受けた一人である。私が培った保険・金融の相談業務のノウハウ等を、当社スタッフに伝授していくべきだと思ったきっかけの一つでもあった。エアバック、ABS等をメルセデス・ベンツ等が特許の無償公開をしたらしく、これも、世の為人の為の精神だったのだろう。折角のノウハウを人に教える事によって、他の人が同様の事が出来る様になると、いなければならない存在から、いた方が良い存在に成り下がる。それを承知の上で、人に伝授する人を尊敬する。日本の政治家、官僚、経営者をはじめ、国を引っ張っていく人こそが、私欲の塊にならず、世の為人の為という精神でいたなら、日本の今はもっと明るかったに違いない。(4/5)
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