社長のコラム(2023年10月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 「猫を殺してはいけません」と言うと蹴って、「蹴ってもいけません」と言うと叩いて、「叩く蹴るに限らず危害を加えてはいけません」と言うと放置し(飼い猫)が餓死しそうになっていて「餌を与えなければなりません」と教えて改善したと思っていたら猫が骨折して苦しんでいるのをボーッと見ている人。電子レンジで猫を温めないで下さいと説明書に書かなければならない?怖〜😱サイコパス?普通なら、危害も加えないし、飼い猫なら餌も与えるし病院にも連れて行く。それ以前に可愛がる。当たり前の感覚があればここまで詳細に伝えなくても良い。ルールも作らなくて良い。伝えるとしたら、猫特有の喜ばせかたとか、野良猫には餌を与えるべきではないので飼い猫に絞っておくという事。ある程度は感覚を身について無意識にも当たり前の行動を取るべきである。これまでに経験がないものであっても基礎となる感覚が救いとなる。知識をつけたら良いという訳でもなく暗記するべきでもなく、感覚を身につけるべし。感覚を身につけるには暗記するよりは理解する事であり理解しようがないものは感覚だけでも身につけるべし。知識以上に感覚が大切である。(10/26)
- 私が損害保険会社に入社したばかりの30年以上前、私は上司からの圧力に耐え凌いだ。「法令を遵守した上であれば顧客に損をさせても構わないので売れ!」「騙せ!騙せ!」という圧力。そう言われる事こそ、バカとかアホとか言われることよりもずーっと辛く、これこそがパワハラ!顧客を騙す事が私の仕事だなんて、当時21歳22歳の私にはダメージが大きかった。❶月額保険料20000円×12ヶ月×5年=12万円、❷(月額保険料20000円×12ヶ月×5年)-満期返戻金100万円=20万円、5年間での実質の支払額は❷の方が❶よりも8万円多いがあなたならどちらを選ぶ?❶掛け捨て保険は損で❷積み立て保険が得だと思うバカはいないだろう?私は顧客に8万円の損をして欲しくなくて掛け捨て保険を案内していたのだが勤務している損害保険会社では積み立て保険を販売する様に私に強制した。その頃、その比較をする義務はなく、商品として存在しているので、積み立て保険を販売しても構わなかったのでコンプライアンス的には問題ないが、私は顧客を良い方向に導きたかったので、悪い方向なんかへ導きたくなかった。何の為のこの仕事をしているのだろう?次回へ続く...(10/21)
- 「小学3年生以下の子供だけの留守番が虐待?」そんな条例が決まりそうになり県民の猛反対があり1週間程で取り下げたというニュース。私はこのニュースを見ていくつかの点で「やっちまったな!」と思った。これは保護者に努力をさせて出来なければ罰せられる条例であり、自民党埼玉県議団側が罰せられるものはでない。県民への努力を強制していくものであり、矛盾だらけで無理難題を押し付ける様なもの。しかも、弱者だとか多数の人を敵に回す様なもので選挙に悪影響だとわかりきっていただろうから、ひょっとしたら、騒動を起こして何かに問題提起する事が狙いだったのか?何らかの狙いがないと滑稽すぎる。とんだ埼玉だ!県議会だけでなく国会も同類。その努力誰がするの?「賃上げを約束します」だったら企業努力になる。「国力を上げて景気を良くして結果的に賃上しやすくします」という様に、まずは自分がやるべき約束をすべきだ!自分がすべき約束をしたと思えば、ずーっと先の約束。ズル賢い。働き方改革とか所得税減税とか言ってるけど何の為?それが票集めだとしたら国力はまた弱まる。(10/13)
- 「私はスプーン曲げが出来ない!」「超能力でも無い限り曲げれない!」そう思っている。しかし、そうではなさそうだ!超能力によって曲がっている事を否定出来ないが、出来ている人は「出来ないと思うから出来ないのだ」「曲がるのが常識だと思えば曲がる」と言う。そう思ってやってみるも曲がらない。思いが足りないのだろうか?それとも、揶揄(からか)われているのだろか?曲げれない私にとってはスプーンが曲がらない事が常識なので心から曲がると思えと言われても無理がある。実際はテコの原理を使うテクニックで曲げているとも言われていて、こちらの方が私にはしっくりくる。自分自身の中にある常識に反しない範囲であれば思えるが外れると思えないものだ。スプーン曲げが出来ない私が言うのもおかしいが、自分自身の経験にないイメージが湧かない事を受け入れない事には何も始まらないだろう。そして、出来ないと思っている人が集まると更に出来なくなるし、出来ると思っている人といると出来る様になっていくので、出来ないと思っている人がチームを壊す可能性大。(10/7)
- 鍵を閉め忘れていた事や、人の髪型が変わった事に気付く様な日常の気付き、問題発生拡大する前の気付き、解決策を見つけ出す”ひらめき”の様な気付きまで、”気付き”とは言っても色々ある。問題が発生したり拡大する前の気付きの力がないと、生きていく上で支障がある。偶々、周囲の誰かからお世話をしてもらって何とかやってこれたのだろう。人は何かしらミス(ヒューマンエラー)をするものなので、そのミスを自分自身で気付くか自分以外に気づいてもらう事で抑制出来ている。人は適度な緊張感をもっていても1000回に3回は必ずミスをして、そのミスに気がつかない見落としのミスである1000分の3を掛け合わせると100万分の9でありヒューマンエラーの限界と考えられると言われている。その上の次元にある”ひらめき”には(右上だったり左上を見て)思考をそこに集中する為にそれ以外には無防備となるので、気付きの力を持つ人のフォローが需要である。どの気付きもそれぞれ大切であり、全てを持ち合わせる事は出来なくても、メンバーの一人一人が異なる気付きの力で支え合う関係であって欲しい。気付きがない人に関わるとマズイ。(10/5)
- 「とりあえず新しいルールを作ったぞ!」「こんなルールもあんなルールも守れ!」そんな事言われてもできる訳ない。眠りながら眠るなっていうレベルの無理難題、物理的に不可能。このルールとそのルールが相反している。よく考えずに行き当たりばったりで作られたルールが多すぎる。しかも、誰かに忖度して作られた不公平なルールや、責任逃れの為にカタチを残すだけのルールに従わなければならない。実態を伴わず改善どころか悪化する様なコンプライアンスを厳守する。そんな茶番に付き合う暇はなくても、そのルールに従うこと自体が悪だとわかっていても権力者による罰則という脅しに服従するしかない。合法であれば何をしても構わないというゲームでもある。私だったらこんなルールは絶対につくらない。守れないルールを細かく作るよりも、その手前にある大切なはずなのに足りていない何かをもっと深く人々に刻むべきだ。その場しのぎのインスタントで作られた誰かを忖度した不平等な責任回避する為の無責任な矛盾だらけのカタチだけのコンプライアンスが国を滅ぼす。無精にならずに頭と心を最大限に使って本気のコンプライアンスを作ろう。(10/1)
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