社長のコラム(2024年8月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 三大欲求をはじめ私たちには色々な欲求があり、欲求は生きる原動力でもある。美味しくご飯を食べる欲求(食欲)によって栄養を吸収して生きる事が出来る。同様に欲求を満たす事で「効果」を出す。そういう私たちに前向きな効果を及ぼす良性の欲求もあれば、逆に後向きな効果を及ぼす悪性の欲求もある。前者を成長欲求、後者を退行欲求という。「楽をしたい」「不快を避けたい」という欲求こそが退行欲求だ。退行欲求は、きっと、どの時代にも同じ様にあったと思うが、違いは、その欲求に流されるかどうかの違いなのだと思う。ゆとり教育、働き方改革、歪んだ社会保障等により、怠惰である事が国お墨付きとなり、自己管理出来ない人は「楽をしたい」「不快を避けたい」方向へ向かう。私の知る限り、かなりの人が流されていった様子。今日の日本人は腑抜けになったと言える。もうこれ以上、国民を甘やかさないで欲しい。このままでは退行欲求が成長欲求をぶっ潰してしまう。成長意欲を持つ人を応援して、退行意欲を持つ人を撲滅するべき。渋沢栄一の名言「無欲は怠慢の基である」を少々いじって「退行意欲が国を滅ぼす」...。(8/29)
- 昔から「信用第一」と言われるがその重要性を改めて感じる。社内とは限らず社会で生きる人と人のつながりは「信用」である。例えば、漫才で例えるならボケに対してツッコミのタイミングが毎回ずれるとしたら安心してボケれないだろう?それを見ている人たちも調子崩しそう。とりあえず思いつくまま書くとして...。遅刻の常習犯がいるといたら事件に巻き込まれても「いつもの遅刻だろう」という事で発見が遅れるだろう?オオカミ少年もそう。転職を繰り返している人は会社から信用されると思うか?依頼された業務をしてなかったり間違ったりする人が信用されると思うか?口が軽いスピーカーと言われる人が信用されると思うか?コウモリと呼ばれる人が信用されると思うか?心身的に不安定な人も信用されないだろう。まだまだこんなものでじゃなく、信用とは言っても色々な信用がある。私は、この人に任せたら間違いないという安心感が欲しい。私に限らず多くの人は同じ感覚を持っているはず。長年この仕事を続けている事も、その姿勢が変わらない事も、信用のひとつである。逆に人を信用する勇気も大切である事も付け加えておく。(8/24)
- 「もう限界だ」「癒されたい」「安らぎたい」こんな時オアシスに救われる。運良くオアシスがあれば良いが無い場合もあるので救われるとは限らない。ありがたい。しかし、心地がよく現状維持したいがそういう訳にはいかない時もある。オアシスでの滞在限度時間があるとしたら、いつまでもそこに残り続ける訳にはいかず、また、砂漠を歩まなければならなくなる。目的地はオアシスではなく、もっとずーっと先にある。天国から地獄に落ちる様なもので、それを捨てる勇気や決断の背景には厳しい格闘があってからだと思う。そのオアシスがその人にとって居心地がよいとは限らず、その場合は、逃げ出したに過ぎない。そういう人は少ないと思うが、そのオアシスにいつづける事に未来がないと知って滞在する辛さもある。決断したこれから歩む砂漠は永遠と続くものでそこで息絶えてしまうという未来が待っているかもしれない訳でそこには後悔が待っている。人、職業、居住地なども同様。誰かが誰かのオアシスであり、奇跡的に双方がオアシスという事もある。もう一度言うが、居心地がよいオアシスを出発する別れの決断にはかなりの勇気が必要である。(8/19)
- ”100”を目指すという様に”100”は目標として使いやすい。例えば「100点満点をとりたい」「100歳まで生きたい」「100万円貯めよう」「賞金100万円」「100%出し切る」とか…。”100”は私たちを前向きにしてくれるありがたい数字である。その反面”100”が私たちを苦しめる存在でもあり枠にはまってしまう欠点をもつ。100%という完全なものを手に入れたいが、手にいれる事が出来るものもあれば出来ないものもある。上には上があるという無限に上があるものには当然100%なんて存在しない。また、何かを良くしたら何かが悪くなるという反作用があるものについては余程でない限りそう簡単には100%に出来ない。私たちは上手に”100”と付き合っていく必要がある。100点というものは出題者が出す問題に全問正解する事であり、回答者が出題者以下である事を条件としている。出題者にとっての常識を満点とする事で、回答者が出題者を超える時、間違った回答として減点される。100万円という価値はインフレ(物価上昇)によって減少するもので、同様に、時間の経過とともに、これまで100点とされていたものはそうでもなくなる。パラダイムシフトである。(8/14)
- オリンピックっていうのはこれまで知らなかったスポーツに興味を持つチャンスでもある。昨夜もオリンピックデビュー競技”ブレイキン”で日本人女子が金メダルを獲得。これまでちゃんと見た事がなく偶々昨夜テレビでちょっとだけ観ただけで私のお気に入り競技の上位になってしまった。”ブレイキン”とは1970年代に米ニューヨークで生まれたストリートダンスの一種らしい。ダンサーだったらついつい体が動いてしまう様なリズムの音楽に2人の選手が交互に自分のダンスを披露する。最初は立った状態で頭が上の状態でよくあるダンスで想定内の動きだが、途中からは人類はこんな動きが出来るのかと思う様な(手とか頭を地面についた状態でキレッキレノリノリで)音に合わせて動き出す。自分の演技が終わるとマイクは持たないものの少々相手選手を挑発したマイクパフォーマンスの様な動き。相手選手がその挑発になるかの様なそういう意味では格闘技?他のスポーツとは随分を雰囲気が異なり、スポーツと言えばスポーツだけどショーの様なダンスの様な格闘後の様な体操競技の様な色々な要素を持っている。ブレイキンは私になんらかの影響を与えてくれた。(8/10)
- オリンピックの真っ最中なので今日のコラムはオリンピック関連と思いきや最近の映画に興味を持った話。例えば「はたらく細胞」「もしも徳川家康が総理大臣になったら」どちらの作品のタイトル名にもそそられる。「はたらく細胞」の原作は漫画らしく目の付け所がいい。私自身が日頃から、悪役であるがん細胞や正義の味方の免疫など、体内で戦う彼らをキャラクター化している中で、まさに私の頭の中に描いている事を、面白おかしく映像化してくれている。体内で活躍してくれる彼らのおかげでこうして私たちは生きていると思うと免疫たちをもっと大切にしてあげたいと思う。そして「もしも徳川家康が総理大臣になったら」も目の付け所が素晴らしい。「もしも私が総理大臣になったら」とか「もしも私が佐世保市長になったら」とか「もしも私が保険会社の社長になったら」とかそういう権力や権限を持った誰かになった時に私だったらどうするのかを日頃からシュミレーションしている私。そのどれも私の戦略の方が優っていると自負している。私は世の中を大きく動かす力を持つ人に優秀な軍師であって欲しい。(8/2)
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