社長のコラム(2021年3月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 今日は春らしいネガティブログを書く事にしよう。春と言えば桜の花が儚く散っていく季節で、卒業や転勤などで人の別れが多い季節でもある。昨年のコロナでの転勤が少なかった為なのか、今年の春は思った以上に転勤が多かった様にも感じる。本来、春というのは暖かくなりポジティブな季節なのだが考え方次第では寂しい季節でもある。こんな別れの季節に私は花粉症という意味でも涙を流している。こうしてどの季節であっても悪く考えたら悪く言える。寒かった冬には冬で早く暖かくなる事を望んでいて、念願の春がやってきたとたん春にケチをつけている。年中満足する事なんてない。日本には四季があることで各季節に限られた欲求を満たす事が出来るという点では悪くない。ある欲求が年中満たせないとしたら、そのストレスは大きい。期間限定で花見をしたり、海で泳いだり、雪だるまを作ったり、食も衣類だって変化がある。そういう意味では飽きない。今という瞬間を楽しめって事なのかもしれない。あーなったらこーなったらなんて考えて先延ばしせず今を大切に!(3/27)
- 保険相談業務をやっている際にも、頭と心を使う事から逃避するなって自分自身に言い聞かせている。保険相談業務を行いながらも、商品の研究はもちろんのこと経営の戦略や戦術を合わせて考えることを忘れてはならないことを条件として私自身がそれをやっている。作業やルーティンワークしている時間は無心になれるので楽という事もあり、ついついそこに逃げてしまう。私にとって、保険相談業務はオアシスである。すぐに解決してスッキリ出来るなら達成感があり爽快な気持ちになれる。何らかの結果が時間内に出て解決するし、類似した案件を何度も解決しているので、0から考えなくても良い。また、自分一人で孤独に悩み続ける事もない。これに対して、漠然とした事だったり八方塞がりだったりゴールが見えない何かについて一人で考えて悩むのは辛い。何ヶ月、何年と考えても解決せずに考え続けているとそれはいずれ悩みに変わり場合によっては自律神経や精神の疾患を患うかもしれないリスクがある。そのくらいに思考は危険と隣り合わせである。このリスクを冒してまで思考して解決した事は作業やルーティンワークとは比べ物にならない価値がある事も知っている。(3/25)
- 「攻撃は最大の防御なり」ということわざは世界中の多くで使われている。自分の側が主導権を握って攻撃し続け、相手にチャンスを与えないという事は攻撃であると同時に優秀な防御手段であるという事である。これを否定するかの様に「攻撃三倍の法則」というドイツ軍が論じた法則がある。有効な攻撃を行うためには(防御側である)相手の三倍の兵力が必要となるというものだ!戦理的に見て防御は攻撃よりも有効な戦闘行動であるらしい。そういう意味では兵力が弱い側には「攻撃は最大の防御なり」は適してない様に感じる。守り続ける以外ないという事なのか?運良く、映画「宇宙戦争」のラストの様に敵がウイルスで全滅するのを待つしかないのか?そこで、守り続ける以外に何が出来るのかという事で考えられるキーワードは「選択と集中」「カウンター攻撃」「逆張り」等があげられる。合気道の様に相手の攻撃を防御してその力を使って攻撃に転ずるカウンター攻撃が理想のカタチ。敵陣が攻撃を仕掛ければ仕掛ける程、逆効果になり、こちら側の糧になるという流れをつくる。その為には、逆張り思考だったり選択と集中が欠かせない。(3/21)
- 使わない身体機能はあっという間に衰えていく。最近、なおさらの事、実感している。これを仕方ない事だと思いたくはない。レジェンドスポーツ選手の様に使っていても機能は弱くなっていくが、使ってないとそれどころじゃないスピードで退化する。私はスポーツジムでスタジオで踊っているのでそういう意味では同年代と比較すると衰えていない方だと思う。それでも鍛えている部分以外(ノーマーク部分)については残念なことになっている。顔の表情ですらも鍛えておかないと表情筋が弱り無表情になり、笑顔さえも作れなくなる。笑う事を我慢して神妙な顔ばかりをしておかないといけなくて笑う機能を失った人がいるとしたら、とても可哀想。使いたい機能なのに使っちゃいけないと我慢していた結果錆びついてしまって、もう二度と以前の様に戻ることがないなんて酷い。キツイからとか面倒臭いからという事で努力してないのであれば自業自得なのだろうが…。お金を貯めてから世界一周しようと思っていたら年老いて体力や気力が無くなってしまっていたなんて事も!こんな事を考えながら今を大切に生きていく。(3/18)
- 誰に相談するのかによって運命が決まる可能性が高い。専門家100人に聞きましたというアンケートでも意見がバラバラである事がそれを物語っている。人それぞれなんだから仕方ないと簡単に済まされる問題ではないと思う。何故なら、相談者は時間やお金を使って相談している訳であり何よりも最善な方法で解決したいので、間違った解決方法を案内されるくらいなら相談しない方がマシなのである。YES/NOを判断するものでは180度判断が変わる事にもなるのだからたまったものでない。設計やデザイン関連ではセンスによって大差をつける事になる。私が30年間携わっている保険相談でもこの傾向は顕著にあらわれていて、私が他の相談員の解決案件をチェックしたところ、間違った解決だったり、センスの悪い設計になっていたりする事が大半である。無能なのか悪質なのかのどちらであっても許されない。知識があるだけではなくセンスだったり善意だったり色んなものを金揃えておかないと保険相談員はつとまらない。ちなみに弊社では厳選したスタッフにしかその業務を許していない。(3/13)
- たとえ明日死んでしまったとしても後悔しない様に、今この瞬間を生きる!こんな事を思う様になったのはいつ頃からだったろう。私が20歳前半の時には30歳までしか生きれないと根拠もなく思っていたことを思い出す。28歳という年齢に憧れていて30歳までしか生きない訳だから、幼虫の時期が長い蝉の様な儚さがある!時期によっては今ではなく老後など先々を考えていた事もあったけど、我慢、自己犠牲が多かった事に気づき、もっと、今の自分をもっと大切にしてあげたいと思う様になった。衰えてからでは出来ない事を今のうちにやっておきたい。既に来月50歳の私は以前よりも色んな面で衰えている。「若い時だったら…」と口にする事が増えてきた。人生の折り返し地点を超えた私はあと何年現役で活躍出来るのだろうか?辛うじて年の功という武器(経験)をうまく使ってその部分をカバーして生きている感じ。どこでその終わりが来たとしても、思い残すことがなく生きていく事が大切なんだと…。数年前に私の髪の色は黒からシルバーに変わった。あの時の心境も同じ。人目を気にしすぎず自分の為に生きていこうと!(3/11)
- 私は30年間、現役で保険相談業務を行い続けている。数年前からは申込手続をはじめその他一切の手続き業務を行っていないけれども!どうして私が保険相談業務を人任せにせずに自らもやっているのかというとそれにはいくつかの理由がある。まずは、それを私がやりたいからという単純な理由。保険相談業務をやってると他の嫌いな業務をしなくて済むし、多少は嫌な事を忘れる事が出来る。また、私の保険相談自体、他の人が簡単には真似できないもので商品化されている様なものであり、他社との差別化になっている。そして、会社経営の要とも言える戦略と戦術を練る為には、実際に相談業務をやっておかないと単なる机上の空論になりかねないからでもある。「事件は会議室ではなく現場で起きてる!」的な…。もちろん、私が完全に社長業に専念しない事によって失うものもある。特に管理監視的なマネジメント業務に関わり過ぎると、戦略や戦術を練るなどの社長業としての大事な時間がなくなる。何よりも脳内のシェアが無駄な事に奪われる事によって、発想力を失う事を恐れている。脳内を喜ばせておかないと素晴らしい発想は出来ない。(3/7)
- ギリギリまで我慢を重ねて一生懸命に作り上げたものを一瞬で壊してしまう。これは欲求に逆らって生きてきたそのツケである。張り詰めた糸がプツンと切れてしまう様な!ある程度の我慢をしなければならないのは当然だが長期間だったりその度が過ぎたりすると耐えられなくなる。それでも自己犠牲のもとで耐えていくと精神が崩壊する。もはや現状維持する事が出来ない段階では、どの様に壊すのかという次元でしかない。「欲しがりません勝つまでは」なんて言って戦い続けても死んでしまう様だったら、欲求のままに生きた方が良かったはず。国民精神総動員(国家のために自己を犠牲にして尽くす国民の精神を推進する)なんて馬鹿げてる。人はそこそこ欲求を満たしながら生きていかないと生きる欲求まで失いかねない。この世に生まれてきた責任は「産まれてきて良かった」「楽しい人生だった」「やりたい事が出来た」なんて思って生きていく事だと思う。そうじゃないと虚しくなる。こんな私も我慢の人生ではいけないと気付かされた一人である。その我慢が欲求を満たすためだったり引き立てる為のものであれが良いが!(3/5)
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