社長のコラム(2025年7月)

2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 自分の利益ばかりを優先する自己中心的な「テイカー(Taker)」、見返りを求めずに与えようとする献身的な「ギバー(Giver)」、損得のバランスを重視して公平な関係を築こうとする「マッチャー(Matcher)」の3つに分類するとわかりすい人間関係。誰と関わるべきか?言うまでもなくギバーと関わりテイカーとは関わりたくない。テイカーと関わるとテイカーが伝染する。元々はギバーやマッチャーだった人がテイカーに対する自己防衛本能から用心深く自己中になってしまう。万一相手がテイカーだった時のリスクに備えて、自分自身がテイカーへと化す。統計的に、ギバーは25%、テイカーは19%、マッチャーは56%の割合で存在するらしいが、私は今後、ギバーが減少してテイカーが増加していくだろうと思う。特に権力者にはギバーであって欲しいがテイカーの方が目立つ。まさに2025年5月24日のコラムにて徳治国家が理想でしかないことがわかる。世界中からテイカーが消えてギバーが溢れかえったら、戦争はなくなり平和になる。それどころか持ちつ持たれつの良い関係性で御恩返しの繰り返しで心から仲良くなれる。世界の権力者達がテイカー過ぎている今、益々、争いは耐えなくなるだろう。(7/30)
- 今回の選挙での争点となった給付金も消費税減税も表面的には物価高対策である様に見えるが、どちらも物価高対策どころか益々物価高になる対策になりかねない。そういう事もわからず耳障りの良い言葉や即効性を求める人が増えてきて多数派を占めてくると政策に歪みが出てくる。票集めゲームで勝利する為に少数派の正しい思考や感覚よりも多数派の間違った思考や感覚を優先するしかない。民度が低い国は多数決によって間違った選択をし続けて滅亡する。民主主義を装ったゲームは、負のスパイラル化を招き、やがては悪意のある自己中独裁者がそのゲームに勝利することになる。そこで、今こそやるべき事は民度の高い国づくりを行うために、国民ひとりひとりの思考力や想像力を高めて正しい選択ができる様にしなければならない。皆が同調圧力に屈することなく、もっと自分の頭を使って考えるなら好転するはず。特に、善なのか悪なのかを判断する能力を高めておきたい。私は保険会社やその商品選びを行う際にも、善悪を嗅ぎ分けている。顧客には保険会社やその商品に加えて、その説明をする私どもの様な保険代理店や募集人の善悪の判断が出来る様になって欲しい。そうしないと悪がのさばる。(7/25)
- 日本も暑いが世界では50℃を超える国もあるよう。地球温暖化、恐るべし。それにしても年々暑くなってきて平常心が保てなくなってきている。加齢による体力低下と合わせるて一層辛い。今年の夏は乗り越えきれないという私の口癖。何よりも暑くてイライラする。怒りっぽくなる。科学的には自律神経の働きにより心拍数や血流が増加し、体は外気温と戦おうと緊張状態になったり、心拍数が上がるなど体は覚醒状態は高まるのに、脳の働きは鈍くなって認知機能は下がり意欲は減退するというアンバランスが原因らしい。こんな時に人と接するとお互いのイライラがぶつかって揉め事を起こす確率が高いので、ひきこもっておいた方が良さそう。そうは言っても人と接する事から逃げる訳にはいかないから、意識的に、自分自身を抑制し、相手もイライラしているので仕方ないと思うようする。エアコンのおかげである程度落ち着いているがそうはいかないこともある。単に体感の問題だけでなく、インフラ、食料、経済などにも悪影響を与えている。数日前のトラックとバスの正面衝突事故でタイヤがバーストしたのも気温の影響があったのかもしれない。どうしようもないので暑さと上手に付き合うしかない。(7/16)
- 私は時々これまで書いてきたコラムを読み返す。長い期間コラムを書いていると被ってしまうのでワード検索してみる。被っている場合は角度を変えるなど工夫しないといけない。前回2025年7月5日に記載した流動性資産税についても検索してみたのだが、偶然の発見をした。2011年6月10日、2014年6月12日、2018年6月13日、2025年3月16日、2025年6月14日に、少なくとも5回以上を当コラムに掲載してきたそのほとんどが偶然に6月10〜14日に書いたものである。どうして私が6月のこの時期にこれを書くのか?私にもわからない。他のワードも検索してみた。”群集心理”というワードについては、2010年あたりから偶に使っているが、特に、2020年以降は頻繁に出現している。当社の社名を2018年にホカニナイ株式会社に変更したことやコロナ騒ぎの際に、群集心理への恐怖を感じたことなどもあるのだろう。この様によく使うワードや考えなどをあらためて見返すことで、私が生涯をかけてどう考えて伝えたかったのかを復習ができる。そうこうしているうちに、どこかでその核を見つけ出したり、大きな発見ができるかもしれない。「書いていて良かったコラム」と心底思える日がくることが楽しみだ。(7/12)
- 7月3日に公示された参議院選挙。与党は「給付」、野党は「消費税減税や廃止」を主張しているが、代替財源は無くても大丈夫なのだろうか?歳出を減らす訳にもいかないし隠し財産でもない限りどちらも実現させる訳にはいかないのではないだろうか?100歩譲ったとしても法人税や所得税の増額はまずい。増額するなら相続税や資産税だ。資産税=固定資産税ではない。流動資産税を新設すべきだ。その為には気乗りしないがマイナンバーカードで金融資産残高を管理する。個人、法人の金融資産残高に対して例えば年率1%を納税させると約27兆円の税収となる。それであれば消費税を0にしても歳入は減少しない。もしくは現在3兆円ほどしかない相続税を10倍近くに増税する方法もある。しかし、突然、ここまで極端なことをすることで、これまで散々法人税や所得税を支払った企業や個人にとって不利益であり不平等である為に、過去に支払ってきた法人税や所得税を加味する。全体のバランスをとる為には、ざーっと法人税と所得税と消費税を0にはしないがそれぞれ半分にするなど大幅に減額をして、その分を相続税と資産税で補うことにする。働いてお金を稼いだり使ったりする人を応援する。逆に不労所得やストックしている資産に対する税率を上げる。当然、NISAやIDECOは廃止する。どうしても残すというなら日本株に限定して廃止しない。これらを行うことによって、現在かかえている問題の多くが同時に解決に向かう。人材不足が解消し、GDPが成長する。(7/5)
- コロナワクチンを一度でも接種した人は国内のおおよそ85%くらいだったらしく、何を隠そう、私はその残りの15%で、一度も接種していない。6月8日、トーク番組「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)に元新型コロナウイルス感染症対策分科会会長の尾身茂氏が出演し、新型コロナウイルスの流行を振り返り、新型コロナワクチンについて「私見を申し上げると、まず有効だったかどうかという話を結論から言うと、感染防止効果、感染を防ぐ効果は残念ながらあまりないワクチンです」と断言。この言葉にスッキリした。私の感覚ではその効果は無いと思っていたので答え合わせが出来て良かった。尾身様の勇気ある発言に感謝する。高齢者の重症化をふせぐことが出来たらしいので、その対象者に限定すべきだったという事だ。ああ、思い出す!あの時、ワクチンを打ってない事でGOTO割引の対象から外れたり、バイ菌扱いされることもあった。あれは何だったのだろう?それ以外の研究者などの発表などを拝見しても、現時点での結論としてはコロナワクチンを接種しなかった方が正解だったという事は間違いなさそう。コロナワクチンとNISAにも共通点を感じる。例えば「まだ、やってないんですか?」と言ってる人がいること。いかにもやってない方が遅れていたり無知でもあるかの様な表現で呆れる。逆に「やっちまったんですか?」とお返ししたい。これらに限らず群集心理の罠にかからない様に各自意識を高めて欲しい。(7/2)
2025年7月のコラム
バックナンバー
【 2024年記事 】
【 2023年記事 】
【 2022年記事 】
【 2021年記事 】
【 2020年記事 】
【 2019年記事 】
2006年7月~2018年2月(ほけん工房ページへ移動します)