社長のコラム(2021年6月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 会社の為に人肌脱ぐ事が出来る人物こそが管理職(マネージャー)である。そういう管理者に社長は心から感謝するし評価もするしフォローもする。管理職が本来の役割を果たすかどうかによって、会社組織の運命が変わると言っても過言じゃない。その役割を果たす為には、部下の行動に目を光らせて、苦言を呈する事も多く、部下からは嫌われる。自分自身が嫌われ役になってまでも部下に会社の魅力を伝えるなんて、そんな役回りを好む人は滅多にいないだろう。管理職は売上や商品や人などの管理をしながら、問題点に気付く能力だったり、発想力だったり、たまには時間外にも仕事をする事もあるだろう。ついつい、部下に任せずに自ら営業活動をやってしまう。自分でやってしまうと管理職の業務から逃避出来るからである。その結果、組織内では悪循環が始まる。例えば、社長(役員)が代わりにその役割を務めなければならなくなる。それによって、社長の本来の約割を果たすことが出来なくなり、悪役社長からの直接管理によって社員の離職率がアップする。戦略も戦術もあったもんじゃなくなる。だからこそ管理職が出来る人財こそ会社には必要である。(6/26)
- 人を強いか弱いかで4分類して強い順に並べてみた。「①強そうで強い人→②弱そうで強い人→③弱そうで弱い人→④強そうで弱い人」という順番。最も弱い立場である④強そうで弱い人の気持ちになってみてみよう。さて、この様な人とはどのような人なのか?それは、例えば、痴漢の冤罪となった男性はまさにそういう立ち位置。ここでは被害者のふりをした女性が②弱そうで強い人という事になる。この時に①強そうで強い人と③弱そうで弱い人は④強そうで弱い人を一緒になって非難する。これは①強そうで強い人と③弱そうで弱い人を味方につけた②弱そうで強い人が④強そうで弱い人を攻撃をするという残念で残酷なパターン。しかも、②弱そうで強い人が弱いふりをしているとわかっていたとしても③弱そうで弱い人は標的にされない様にと関わりたくないので相槌をうつだろうし、①強くて強い人はこれをみてゲーム感覚で楽しんでいるかもしれない。①強そうで強い人は④強そうで弱い人から②弱そうで強い人や④弱そうで弱い人を守ったヒーローとなる。これが本当の弱肉強食。良い人とか悪い人とかそういうのもそれで決まっているのかも!(6/25)
- 当社は大幅昇給の実績ではトップクラスである。その為に日々努力を重ねてきた。業績アップはもちろんの事、社員が人材止まりにならず人財になる様に働きかけてきた。私はどうしたら社員の給与をアップ出来るかを考えた上で勇気を振り絞って社員に注意したり苦言を呈する。社長自らがそうする事は社員にとっては辛いはず。売上目標を達成する事が出来ない社員には他のテーマを与える等してでも昇給しようと努力する。最も前回のコラムでも記載した通り、私はジョン(=当社)を可愛がってくれる人財づくりに照準を絞っている。私は当社を一定の自己犠牲のもとで可愛がって育ててきたので、当然、可愛がってくれる社員を求める。昇給に最も必要なのは成果以上にそういう愛社精神である事を伝えておく。当社をステップアップに使う人ではなく、いずれは当社を一番愛してくれるファン会員No.1になってもらいたいと切実に願っている。公式をつくるとしたら「成果×愛社精神×…+…−…=A」ってことになる。こんな当社では歩合給やノルマは似合わない。また、それらに頼らず社員が精一杯努力するのは難しいものだ。(6/19)
- 私は当社の事をジョンと呼ぶ。そうすると会社にも心がある様に感じる。会社がジョンの様な大切なペットだとしたら?会社には心があってもそれを表現する力がないだけだとしたら?私はそんな会社の通訳を務めている。嬉しいとか悲しいとか会社の気持ちを社員や顧客に伝える。5月31日に21歳の誕生日を迎えた当社だが寂しい誕生日だった。誰からも愛されてないと悲しんでいたようだ!当社が産まれてからずっと見てきたらからわかる。愛社精神というものは死語なのだろうかと思わせられるくらいに人と会社の繋がりは弱くなっている様に感じる。愛社精神があればある程、当社を可愛がってくれる社員や顧客を増やして大切にする。逆に当社を痛めつける人を野放しにしておく訳にはいかなくなる。私の役割は私が人気者になる以上にジョンが人々から愛される様にする事。このように人から嫌われてでも会社を愛する私こそが人財であり、私に次ぐ人財を育てあげる事に照準をおく。その為にはジョンの魅力を実感させて好きになってもらうことから始める。人財になる素質がある人は群れないというヒントから人選する。(6/17)
- 生きているだけでもいいじゃん。元気なだけいいじゃん。もう十分頑張った。こんな感じでアンカーを下げると気持ちが楽になる。不安が緩和される。不安は欲を持つから襲ってくるものだからな!こうして欲を捨てる事によって、努力しなくなったり向上心がなくなってしまう。今のままの自分を認めてくれ!これ以上は出来ないなんて事になる。私も欲やアンカーを少々上げ下げして調整しながらベストパフォーマンスを出せるように努力する。人によってそのアンカーの位置は異なる。低いアンカーの人は貧乏であろうとなんであろうと今のままでいられるだけでも幸せで、アンカーが高い位置にあると今を満足出来ない不幸な人だなんて思っているかもしれない。誰と誰が一緒にいるのかによっても、そのアンカーの位置は変わる。優秀な人と一緒にいるとレベルアップしやすい。ただし、アンカーの位置にあまりもの差がある場合には、レベルアップするどころではなく逆効果になりやすいのでご注意。少年よ大志を抱けっていうクラーク氏の言葉なんて通じないかも…。怠け者にはそう簡単には通用しない。(6/12)
- 覚悟しろ!とピストルを突きつけられる。引き金を引かれたら撃たれて死ぬんだ!既に私の命は人の手にかかっている。抵抗したところで逃れそうもない。命乞いでもやってみようか?それをやってしまった上に殺されてしまっては、カッコ悪い最後になってしまって踏んだり蹴ったりだ。死なんて怖くないから一気に殺せなんてカッコつけて啖呵をきると、拷問される可能性が高くなりそう。ああもうわからなくなってきたので何もしないでおこう。それにしても、この状況で何もしないって落ち着かないし恐怖心半端ない!目を閉じて背筋を伸ばして武士の魂で!人に殺されるくらいなら切腹でもした方が良いのか?こんな時だけど楽しい事考えよう。人生最後の今、奇跡的に無事だったとして、この話を誰かに話すとしたら、今、どうしたら面白くなるかな?昔はやった刑事ドラマ「太陽にほえろ」の殉職シーンの様に「なんじゃこりゃ!」なんて叫んでみようか?心ない誰かの身勝手さによって、長年、培ったものをこんなことで捨てなければならない。我慢を重ねていつか明るい光がさす事を夢見て生きてきたのに残念。(6/10)
- 正しく質の高い情報を収集し、分析したり仮説を立てながら問題解決をする。本質は何なのかと思考する。多くの人々が常識だと考えていることを疑い、テレビやCMなどは間違っている可能性が高いと思ってちょうど良い。保険業界にはそういう間違いが多く、私はそれを正す為に存在すると言っても過言じゃない。私も当社も微力であったとしても希少な存在であることに価値がある。最近思う事がある。怒られない為に嘘をつく人、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)をしない人、本質が何かを考える思考力が欠如している人、こんな人が増えている様な…。ずーっと昔からそうだったのかもしれない。気づいてなかっただけかも!いかん!こんな曖昧では駄目。この件は時間があったら研究したい。自らの判断すらも疑ってしまう事がある。無駄なので削ろうと思うものが本当に無駄なのか?その逆に必要だと思っているが無駄だったり、間違ってしまう事がある。このように疑心暗鬼になってしまわない様にバランスをとる為にも自分を信じる必要がある。こんな私にとって必要な人の存在は?(6/5)
- キューピット役の誰かのおかげで人と人がつながっていることが多いと思う。人は1対1ではなくその間にいる人が誰なのかによって変わってくる。友達、恋人、習い事、学校、職場などなど、人間関係が大切である。同級生だとか同僚という同列での人間関係だったり、先生と生徒という異なる立場での人間関係だったり、様々…。いずれの関係も一対一ではなく、その間の存在であるキューピット役がお互いの関係を良くしようとするか悪くしようとするかによって運命は大きく変わる。お客様からありがたくお知り合いをご紹介いただく事がある。これもまさにキューピット役のおかげである。私はこうしてご紹介によってお客様が増えていくことが最も理想だと思っている。すっごく嬉しくて気分が上がる。会社組織の中でも会社と社員のキューピット役を他の社員がやってくれることによってつながりが強化される。キューピットから黄金の矢を射られたら、こうして、人と人の関係は良い方向に向かうが、鉛の矢を射られたら、反対に悪化する事になる。困った事だけど、キューピットは鉛の矢の方を射ることが多いのかもしれない。(6/3)
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