社長のコラム(2018年7月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 今、いつもと異なる方向から台風が近づいている。関東から東海を通過して九州に向かう台風は(私の記憶では)初めての経験。台風の常識は南西から北東に向かって移動していくもの。こんな時に考えるのはいつもブラックスワン理論。かつて、無駄な努力を表す言葉として「黒い白鳥(ブラックスワン)を探すようなものだ」ということわざがあったほど黒い白鳥はいないと信じられていたが、1697年に実際にオーストラリアでコクチョウ=「黒い白鳥」が発見されて当時の人々からは驚きをもって迎えられたらしく、この発見によって「常識を疑うこと」「物事を一変させること」「自分を絶対視しないこと」の象徴として使われるようになったらしい。またこれを下地にして「ありえないと思われていたことが突然発生すると、予想されていた場合よりも影響が苛烈になる」というブラック・スワン理論が提唱されたらしい。私は「ブラックスワン理論」だとか「無知の知」だとかいうものが大好き。自分の内側ではなく外側にあるものの方が多いと思っている。自分自身の事ですらまだよくわからないのだから...。(7/28)
- 今年の夏、命に関わる記録的な猛暑が続いている。温暖化が問題とされはじめた数十年前には実感しなかったが現実化してきたこの暑さに地球の未来を心配してしまう。数年ではその変化に気付かないものの長きにわたり徐々に温暖化されている。短期では上がり下がりしながらも長期では右肩上がりに上がっているグラフが描かれている。気温のグラフなのに何かを私に伝えてくれている様に感じてしまう。まっすぐ定規で線を引いた様な成長をし続ける事が出来たら良いのかもしれないがそんなに甘くはない。七転び八起きって言うし...。人や会社も、終わりが来るその日まで、このグラフの様に成長し続ける事が出来たらいいな!気温に関しては成長というよりも悪化している訳だから喜んではいられなくて、短期では改善した様に見えるため人を油断してしまう。それが命取りになり取り返しがつかなくなるというよくある流れ。1回負けたら2回以上勝てばいい。大切なのはこの様に白星を黒星よりも多くするという意識を持っている事。この様な戦う意識が欠けてしまうと中長期的にダメージを受ける事になる。今、自分自身に言い聞かせている。(7/25)
- 7月になってから、台風、大雨という様にリレーして、今、そのバトンは猛暑に移っている。テレビ番組でも猛暑関連のものが多くなってきて、特に公立小中学校のエアコン格差の情報が目に付く。弊社本社所在地でもある長崎県は2017年4月時点で九州で最もエアコン設置率が低く8.6%らしい。東京都が99.9%であるのに対してなのでその格差は大きい。暑すぎて勉強どころではないとしたらエアコンの有無は学歴に差が付く等平等性にかける。私が子供の頃には学校どころか自宅にもエアコンが無かった訳だから贅沢だとも思うが、温暖化の影響なのか今最近の夏は昔より暑くて耐えられるレベルではないのも事実。快適な環境で学ぶと効率が上がるのだろうけど子供のうちからエアコンが当たり前になってよいのか?何が正解なのかわからない中で、こうして角度を変えてベストとはいえなくてもベターを見つけるしかない。私にとってはこの問題ではなく、他に解決させるべき事がある。これからの菊池洋光とホカニナイ株式会社にとっての糧になる何かを7月中に収穫する。新規事業テレビアを含めた揺らがない道を見つける。(7/21)
- 7月15日の夜限定でニンニク料理解禁!翌日が仕事休みだったから…。こんな日にしか出来ない事は何なのか?それはニンニクを食べる事。接客業にニンニク料理は天敵なので明日が休みでもない限りは食べたくても食べれない。大袈裟すぎるかもしれないけれど70日以上連勤だった訳だから久々に大好きなニンニクを食べれる喜びは大きい。今回はオリーブオイル焼きにして頂いた。そして、最後に残ったオイルに卵を落とし卵焼きに…。あまりもの美味さに感動した。ギリギリまで我慢した後に欲求が満たされた瞬間の幸せ!暑い夏に汗をかいた後の生ビール、歩き疲れた後の足ツボなどもそんな感じ。欲しかったものがやっと手に入った瞬間、温泉でお湯に肩まで浸かった瞬間、ずーっと考えても解決しなかった事が解決した気づきの瞬間、特に名案が浮かんだ瞬間は大きい。悪く言うならば、ミスを起こすのもケガも事故にあうのも瞬間である事が多い。古い記憶を思い出すにしても良くも悪くもあの瞬間。第一印象や人目ぼれも瞬間の気持ちが大切である事を証明している。人と人の幸せな関係は同じ瞬間に同じ感情を持てる事なのかも!お笑い番組のドッカーンという笑いも...。(7/18)
- ワールドカップがいよいよ明後日で終わる。あまりサッカーに詳しくない私ではあるけれど、クロアチアの戦いっぷりに何かを感じた。特にモドリッチという選手...。サッカー選手としては小柄な彼は技術としても素晴らしい超一流選手であり、その上に運動量が半端ない。ロシアワールドカップでも全選手の中で最も走行距離が長いらしい。テレビの画面を通しても一目瞭然であり、他の選手とは比較にならない動き。私が最初にモドリッチに興味を持ったきっかけは、イングランド戦でゴール線を割りそうな普通だったら追いかけないだろうと思うボールに追いついてチャンスを作ろうとしていたシーン。どちらを応援するまでもなかった私が、それ以降はクロアチアを応援。深夜だった事もあり途中から眠ってしまったけど...。翌朝、逆転勝利の試合結果を見て小さくガッツポーズ!他の選手も努力をしているのだろうけれど一味違う何か...。モドリッチは幼少期に民族紛争に巻き込まれ、一家で難民生活を強いられたらしい。それが原動力になっているのかもしれないと想像する。紙一重の差なのかもしれないが戦うための何かを持っている。(7/14)
- 72日ぶりの祝祭日である7月16日まであと少し…。既に2ヶ月以上一度も休まずに出社している私にとって久々の休日が目前に迫っている。この貴重な休日に何をして過ごすのだろうか?私が本当に求めている休日の過ごし方があるとして、それを叶える事が出来たら良いのかもしれないけれど、そんな事はずーっと前から封印している。少なくとも、この休みが私を救う様な気がしない。簡単には解決しない何かを考え悩み監視管理し続ける事から解放されて、頭と心を正常化させなければ肉体は休んだとしても頭と心は休む事は無い。義務や責任を果たすのではなく、ドキドキ、ワクワクという様な休日の過ごし方を求めている。きっと、私だけではなく、同年代である中年と呼ばれている年齢層の方だったら同じ様な気持ちではないだろうか?真の問題解決の為には義務や責任等とカッコつけずに素直に欲求を満たす事ではないだろうか?こんな事、ずーっと前からわかっているはずだが...。連勤72日を2回経験した私が出した答えは労働時間と精神衛生面との関係性よりも大切な事が問題解決していない事。(7/11)
- 今日は七夕...。七夕と言えば、織姫と彦星が年に一度逢えるというロマンティックな日であり、短冊に願い事を書く日でもある。7月に入り九州北部では台風7号に続き、過去例がない大雨に悩まされた。8日まで続く大雨の予報であったが本日は全く雨が降らなかった。誰かが短冊に「雨が降りません様に!」とでも書いてくれたのだろうか?私は数日前、最悪の事態に備えて、水で膨らむ土いらずの簡易土嚢、シート、吸水タオル、バケツ等を購入しておいた。それ以前に弊社のビルは浸水対策という意味もあり地面から20㎝程床面を上げているので比較的リスクは低い。私は次に起きるかもしれない危機を恐れるかの様に、今、何をしなければならないかを考えてしまう。その多くは無駄になる事が多く、今回もそのひとつ...。備えあれば憂い無しという事ではそれで良いのかもしれないが、最悪の事を考えてしまうのだからストレスが溜まる。明日は明日の風が吹くという人の方が幸せなのかもしれない。こんな私だからこそ願い事までもリスクを考慮したものになりやすい。リスクを考えない私だったら何を願うのだろうか?(7/7)
- 予想外に台風7号の影響で公共交通機関が動かず、楽しみにしていた福岡出張を断念し本社に残った。週休0日の私にとっては毎週一泊する福岡出張は気分転換となり、週の始まりと終わりをハッキリさせる事が出来る大切な日だったので残念!1週間の中で唯一というと大袈裟なのかもしれないけれど最も楽しみにしているこの日だったので、突如交通機関が全面運休になりショック!今日のコラムでは、このガッカリした気持ちを書き続けてしまいそうだったので、ネタづくりの為に珍しく会社でテレビをつけたら、石原和幸さんという長崎市出身の花屋さんが長崎大洪水や借金8億円等からはい上がり、世界的な庭師になったという良い話が...。早速、ネットで調べて施工例をチェックすると、意外と身近に施工されたものがあり近く感じた。何よりも私の収穫としては石原さんの様な人生大逆転が出来る【不屈の精神】が必要なのだと思わされた事。気のせいかもしれないが、最近、テレビを付けるとこういう話に出会う。偶然なのか必然なのか?必然だとすると私の意識に何か変化が起きているのかもしれない。出来れば大成功の前触れだったら嬉しい。(7/3)
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