社長のコラム(2019年6月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- とてもじゃないけど人に言えない話で頭の中がいっぱいになっていて、それを言う事も書く事も出来ない。こんな状態で他の何かを考える余裕は残されていない。その言えない話というのが根底にある悩みであり、それが解決したら他の問題までも解決する近道だとわかっていてもそうするには代償が大きすぎる。何故なら、人に迷惑をかけたり嫌な思いをさせたり、自分自身にとっても取り返しのつかなくなる可能性が高いから。同様に最もしたい事があってもそれをする訳にはいかない為に2番目以降の何かで我慢している事もある。当然、誤魔化しにしかならない。皆さん、似たり寄ったりの状態なのではないだろうか?私も例外なくこの状態である為に、自分に嘘をついている様で心から笑って生きていない。私が1番したい事を出来ている人も、したくないと思っている人もいて、そういう人には私がそれを深刻に考えている事を馬鹿ばかしく思うかもしれない。原因を見つけたは良いが、それを解決する訳にはいかずに誤魔化し続けるしかないという絶望感が心身を痛めつけている。(6/29)
- 仲間たちと笑顔でハイタッチしてイエーイって楽しく踊る。そして、この時間が一番楽しいよねという会話。自分だけが楽しいだけで周囲に不快な気持ちをさせていないかを心の何処かで心配しながらやってるところがあるので、この会話で確認して安心しているのだ。私の行動が周囲を盛り上げているならサイコー!一見最もらしい事を言ってる様に聞こえるが、半分は建前であり、極論を言えば自分が楽しければ良いという考えの方が正しいのかもしれない。何故なら、周囲の評価を気にしていたら気持ちが盛り上がらないから…。そして、気を使われるのが嫌いという人にはその方が良い。何らか一定のルールに沿っていたら、自分が楽しむ事に専念した方が結果的に周囲もハッピーなんじゃないだろうか?これを仕事の話に当てはめるならば、社長である私が楽しんでいる方が社員やお客様に対して良い影響を与えるだろう。「菊池さんはいつも仕事を楽しんでやってますよね!」と声をかけていただく事が多かったが、最近は疲れが顔に出ているかもしれない。仕事をもっと楽しまなければ...。(6/26)
- モチベーションを高めたり維持したりするのって簡単ではない。モチベーションとは行動の心理的な原動力の事であり、これが不足すると人はなかなか行動出来なくなる。「何のためにがんばる必要があるの?」と疑問に思ったあたりからはグングンとモチベーションが下がってくる。夢が覚めたような我に返ったような感じになる。良い意味でも悪い意味でも自分自身の内側からの影響と外側からの影響がある。私は社長として社内のモチベーションを上げたり維持したりする役割を果たす必要があるけれど、それどころか下げていた部分もある。これまでも何もしてない訳ではないが更に強化していきたい。社員の皆さんにもこんな私のモチベーションアップと維持に協力を求む。そんな関係が出来てモチベーションを上げたら、きっと、ハッピーになれるはず!まずは「やる気」があるかどうかの分かれ道があって、その上で、それを実現するための具体的な行動を決める事が出来たのか?それを実際に継続的におこなえているか?ここまでのプロセスを合わせてモチベーションと言うらしい。会社経営≒モチベーションアップなのかも...。(6/22)
- 社長がやらなくてよい事をやるしかなくなったせいで社長にしか出来ない事がやれてない。その為に中長期で会社へダメージを与えている。考えても中々解決の道が見つからず悩み続ける事から逃れたくて、比較的悩まなくて済む自分にとって簡単な業務、特に作業的なものをやってしまう事もある。これは私に限らないはずで川の流れに抵抗出来ないかの様に部下や後輩がやるべき事を代わりにやってしまう悪い癖。一体、社長としてやるべき事は何?それは会社経営!そう一言で言えば考えなくて済むが単純な問いにこそ広く深めようとするのが私。そうする中で経営戦略の中でも重要なひとつであるマーケティングについて勉強し直す事にした。マーケティングとは「買ってもらう仕組み」であり、正しく機能していれば無理に強引な販売を行わなくてもよい。私がエネルギーを注ぐべきものはまさしくこれである。重要なものであるが一見緊急性がなく、考え悩まなければならないので、ついつい後回しにしてしまう。その中でも、マーケティングミックスを中心に解決していく事に...。(6/20)
- 「北は池袋、南は霧島」は私が国内で(産まれてこれまでに)行った事のある最北端と最南端。海外旅行はフランスとモナコに一度。行動範囲が狭い。(英語を含めた)外国語全般を話す事も聞く事もどちらも苦手。話せる言葉は佐世保弁を中心とした日本語でビジネス用語や敬語は得意とは言えない。こうして書いているコラムもボキャブラの少なさが影響していて苦戦している。言葉の意味を調べながら書いている事が多い。最近、こんな私が驚いたのは「私がおっしゃてます!」と何度も言ってしまうビジネスマン。しかも、慇懃無礼な口調なので腹が立つ!「あなたがおっしゃてます」を「あなたが言ってます」というのはそれ程の問題ではないが「私がおっしゃてます!」はかなりスゴイ!社外の人対して「(自分の)上司がおっしゃってます」「(自分の)上司にして頂きます」というのもおかしいが「私がおっしゃってます」には及ばない。ここまで酷いと主語が間違ったのではないか等と話が混乱する。私は敬語の使い方を多少間違っていたとしても構わないと思っていたがこれは一線を越えている。他人事と思わず気をつけていきたい。(6/15)
- 先日、映画「関ヶ原」が地上波で放映された。1600年関ヶ原の戦いで東軍が勝利して、徳川家康が江戸幕府をつくった事は日本人のほとんどが知っている常識。この映画での主人公が徳川家康ではなく敗者である石田三成という点が良い。この様に勝者とかメジャーな側からではない立場や方向から見るチャンスって少ない。私は石田三成に興味を持ち、インターネット上での情報では、人格的や性格的に問題があったと言われているけれど、実態は立場として憎まれ役にならざるを得なかったらしい。負けた側だから良くは伝えられないのかもしれない。もしも、西軍が勝利した場合、今の日本はどうなっていただろう?全く異なる今があるのだろう。当たり前だが何度もこういう大きな別れ道があって選択された結果今がある。私がこの会社を設立して約20年間にも、いくつもの大小の転機を何らかの選択をしてきた。そして、随分と間違った選択を繰り返してきて、自分自身の判断を信用出来なくなったりもする。あの時、別の道を進んだらどうなっただろう。石田三成もそんな事思っただろうか?(6/12)
- 今日は、多くの時間を部屋に閉じこもり、ずーっと考えているうちにそれが悩みになり何も解決する事なく一日が終わった。作業的な業務、接客業務はその悩みから離れられるのでオアシスの様な逃げ場所である。思考→悩み→精神疾患というスパイラルに陥らない様にしなければ...。私の業務やこの悩みを相談出来る人が誰もいない事が私を追い詰めている。それ以前に、誰にもその気持ちすら伝わらない。気持ちの伝わり方は人によって差があり、ある程度伝わる人から、全く伝わらない人まで大差がある。昔は人に相談する事で救われていたのだが、今では相談したらもっと追い詰められるので躊躇する。私には関係ない空気が漂う事が多く、酷い場合には露骨に私には関係ないと言われる事もある。それもそうだ!社長の役割だから...。社長というのは孤独であると痛感している。今、私を支えてくれているのはフィットネスジム!これが無かったら私には何もないと言っても過言ではなく、おろらく気が狂っていたか病気になっていただろう。既に1ヶ月以上仕事を休んでいないという事も私の思考の邪魔をしている要因のひとつであるがそれは表向き!(6/8)
- 願い事をひとつだけ叶えよう…。そうささやかれているかの様に、何かを全力でやっているうちに、それ以外のものが駄目になってしまう。だから、何かに集中する事が怖い。中小零細企業の社長の仕事とは広範囲なので、こういう事態になりがちだ。また、それだったら、もう何も努力しない方が良いと思ってしまう。怠け者の怠け者による怠け者の為の…と思わされる程の怠け者が推奨される時代には努力家の肩身が狭くなる。怠け者が集まるとあっという間に努力家が悪い方向へ引っ張られて怠け者の仲間入り。もしくは努力家が去る。そうならない為には怠け者の温床にしない事。働かざる者食うべからずを死語にしない為にも…。ドラマ集団左遷では頑張る、頑張らない、頑張れ、頑張るな!がキーワード。頑張ると言い続ける福山雅治さんが演じる主人公は私と同年代の役柄。私は「頑張る」は漠然としているしあまり考えずに言ってしまう言葉でもあるけれど、前向きな人が使うとすごく良いと思っている。良い意味で諦めない為の魔法の言葉!努力家を愛し怠け者を憎む!(6/5)
- 宇宙空間を舞台に繰り広げられる世界感。私が子供の頃、こんな松本零士さんの作品全般が好きだった。私と同年代の男性であればわかってくれるはず。特に宇宙戦艦ヤマトでは波動砲というすごく破壊力がある武器と光速を超えて移動するワープが印象的だった。私が知る限り現実の世界では音速を超える乗り物はあるけれど、光速を超える乗り物は研究されてはいるが完成はしてないようだ。更には光速を超えるタイムスリップもまだずーっと先!それが実現される未来を見てみたい。残念ながら、私たちの寿命はそんなに長くない。次の時代、また、その次の時代を生きる人にバトンを渡していかなければならない。寿命を延ばす事は出来なくても、せめて、タイムスリップさえ出来たら良いのだが...。今のところ非現実な夢の話はこのくらいにしておくとして宇宙戦艦ヤマトの波動砲とワープの話に戻す。どちらも相当なエネルギーを要するものであり、それを使用する事でリスクが発生するという諸刃の剣。スケールは随分小さくなるけど私が仕事をしている時も同様に最大限の力を一点集中させた場合、他に力が残されてなくて太刀打ちできなくなる。(6/1)
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