社長のコラム(2018年3月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 今日で3月が終わる。3月は卒業、転勤、定年という様に別れの月...。夜の街ではお別れ会の帰りなのか花束を持ったサラリーマン集団で溢れている。別れは寂しいけれど新たな出会いの為と思えば決して後向きではない。特に過去との決別に絶望を感じるとしたら、今までよりもこれからに期待出来ない時だろう。人は生涯成長し続ける部分もあるだろうが多くは退化していくもの。私は高齢者の気持ちを想像すると、節目の寂しさや虚しさ等が大きいだろうなあと思う。定年、家族や友人との別れ、そして、子供の就職や結婚というおめでたい話さえも喜びでいっぱいとは思えない。私は今日より明日の方が明るいという希望を持っていたい。何歳になってもそういう気持ちがこんな節目にこそ必要だと思うが正直自信がない。私は最近になって思う事がある。私の母の明るさが半端無かった事を!そのおかげで、私を含めて周囲のたくさんの人々が救われていた。病気になっても少々その元気が薄れたものの気持ちが前を向いている事に感心する。まだまだ、私が元気を与える側ではなく、与えられる側の立場が続いている。(3/31)
- 久々の東京…。間も無く飛行機が加速して飛び立とうする今(3/26の21時半)書き始めた今回のコラム。実際にアップするのは数日遅れそうだが…。23時頃羽田空港着予定、明日は15時前には羽田空港に戻らないければならなくて、その間、あまり自由な時間が無いので何が出来る訳ではない。それでも、マンネリした日常から抜け出せる喜びを感じている。飛行機というのは新幹線とは異なり、一度、乗ってしまうと着陸するまで降りる事が出来ないので覚悟が必要だ。乗り遅れは許されないし、出発するまでの準備時間が長く、予定通りに出発しない。しかし、乗ってしまうと公共交通期間ではピカイチの速さである。私の場合、福岡大阪間であれば新幹線、福岡東京間であれば飛行機を利用すると決めている。だから、どちらが良いとか悪い訳ではなく、目的にマッチングした使い方をするかどうかが重要。これはものでも人でもそうでありマッチングするかどうかである。元々、マッチングしないと思っていても、成長、変形して、マッチングする事を知っておく必要がある。新幹線であれば東京行き、飛行機であれば大阪行きにもマッチする程に!(3/28)
- 最近、虚しさのあまりに発狂しそうな気持ちになっている私。「存在と時間」の著者でもあるドイツの哲学者ハイデガーは虚しさについて「手持ち無沙汰の虚しさ」「楽しかった後の虚しさ」「人間存在そのものの虚しさ」という三段階で説明している。私の場合、この中で最も解消しづらい「人間存在そのものの虚しさ」を感じている。気を使いお金を使ってこそ初めてあなたの側に存在出来る私。更に気やお金を使ったしても許されない私って...。そして、私以外の人間存在そのものに対しても同様に虚しさを感じる。あなたが私の側に存在出来ているのもあなたが私に何らかの奉仕をしているからだろう。そんな事はわかっているはずなのだが、加齢する事により益々虚しさを感じなければならない事に気付き、私も例外でない事を痛感させられる。この虚しさが今以上に拡大していく事を止めるのは至難の業である。私の欲求はお金では買えないのに何故お金を稼ごうとしているのだろう。きっと少なからず長く生きているとこんな虚しさを感じたことがあるはず。やるべき事は自分自身を一番に大切にして、自分自身の品質を高め、この状態で細胞レベルでの人間関係を構築する事では?(3/24)
- 36日連勤の末、昨日、久々の休日だった私。前日から福岡市内のホテルに宿泊して、一日中、天神に…。祝祭日しか休まない生活が今年の夏で2年続く。こんな事態になっているのは外部要因でもあるが、私の能力不足という内部要因でもある。忙しく頑張ってますという自慢どころか恥さらしな話である。メリットと言えば休日を取らずに朝から晩まで働き続けた時の心身の状態がどの様になるのかという確認。もし、私に休暇があったとしてこの心身の疲労は解決するのかどうかであるが効果は半分程度だと考えられる。私が一番に辛いのは管理と監視である。それを減らせなけば解決する事はない。まるで携帯電話の充電器のようで最近はこのバッテリーの持ちが悪くなってきている。休んでいても電波を受信している様な感じ...。そうは言っても、昨日は貴重な休日であり、この日をどう使うかによって、ゴールデンウィークまでの38日連勤を乗り切るしかない。そこで、仕事をする際に気分を上げるものを買い求める事にした。選んだのはこれまで来た事の無い色合いのスーツ。これを選ぶのに結構に長い時間店員さんに付き合っていただいた。この話は次回に持ち越す事にする。(3/22)
- 可視化する事で混乱してきた頭の中を整理整頓出来る。特にグラフの力ってスゴイ!グラフ効果によって目標達成の意欲が出る。保険の説明を行う際にもグラフを使う頻度が高い。私の場合、手書きでアバウトにグラフ化していく事が多い。言葉だけでは伝わりにくい話の手助けをしてくれるグラフのありがたみを良く知っているから...。グラフの種類が色々ある中で、私が主に使用するのは棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフ、レーダーチャート。これらのグラフを描くと何かが解決した様な達成感がある。はじめてエクセルで数値を入力してグラフ化した時に感動した記憶を微かに覚えている。数字や文字だけではピンときにくくて、まるで脳が疲れているところにあらわれるオアシスの様な存在でもある。数字や文字からの判断とグラフからの判断は異なる可能性がある。グラフ化を推奨する私ではあるが、この場合、どちらが正解なのかわからない。グラフは真実を語っている様だがグラフ作成者に誘導される事にもなりかねない。グラフってそんなものだ。平面化してしまい言葉や文字に隠された大切なものに気付いてもらえなくなる。(3/16)
- スポーツ選手は傍目に見ても厳しい戦いであっても「まだ戦える」とファイティングポーズを取り続ける。限界を超えすぎると選手生命に終止符をうつ羽目になりかねない。選手自身の自己判断に任せていたら、きっと、大変な事態になるだろう。特にボクシングの様な格闘技では選手の自己判断で試合を止めるだけではなくレフリーストップがある。更には仲間であるセコンドがタオル投入するによっても試合を終わらせる事が出来る。選手がまだ戦えると思っているのに強制終了させられたとしたら不満だろう。その反対に自己判断で試合を止めてしまうのをカッコ悪く思って中々止めれずにいた時に丁度いい感じに強制終了していただけたのであれば感謝だろう。この場合心の中では感謝しているのにも関わらず「まだ戦えたのに...」と言ったりするのかも...。企業でも人事配置を考える中で誰に何をやってもらうのか、無理をさせるべきかさせないべきか等を考えなければならない。選手を再起不能にさせない為には、早い段階でその業務から退かせなければならない。一旦、混乱した頭の中を整理して自信を取り戻して再挑戦したらいい。(3/13)
- いよいよ明日は春限定メニュー「桜ラテシェイク」の発売日。弊社が経営する「立ちカフェ」では季節毎に限定メニューを考えている。実際これを考えているのは私ではなく社員であり私は味見要員。毎回、何度も飲んで味を調整してもらうのだが、今回は1回でOKを出した。まさに弊社らしくホカニナイドリンク...。その美味さをを一言で表現すると舌の色々なところで味わえる感じという様なちょっとわかりにくい表現に!これは一杯一杯に手間がかかる事以外は完成度が高い。夢の様な話だけど万一行列が出来た場合にはお手上げ状態。良いものを妥協せずに作る為には、手間とコストがかかるものだろう。もしその常識を当たり前にさせないとしたら、ビッグアイデアしかない。戦略としては競合他社がここまで手間をかける訳にはいかない中で当店には勝算がある。あえてこの部分を考えてのメニューだとすると手間がかかるので完成度が高いとも考えられる。少なくとも、いつものカフェで飲んでいる一杯分を当店にまわしてみてはいかがだろうか?完成度はこうした戦略を含めた中で高くなければ自己満足で終わってしまう。(3/10)
- 昨夜、私は料理に目覚めたので、その簡単なレシピを記す。材料は創味シャンタンという中華の素、もやし2袋、卵2個、オマケに小ネギという簡単なもの。まずは、鍋に水と創味シャンタンを入れて沸騰したら卵を入れてかき混ぜて、そこに、もやしを入れて再度沸騰しかけたら火を止めてラーメンどんぶりに豪快に移し、最後に小ネギをパラパラとかけて出来上がり。恐る恐るも食べて見たが、かつてこんな美味い料理があっただろうかと思える程。しかも、簡単ヘルシーで安上がりという事で何拍子も揃っている。ガス代を含めても100円程しかかかってないはず。栄養面では私の期待を良い意味で裏切るもので、特にもやしが疲労回復にも良いというのは見かけによらず驚かされる。しかし、もやしの栄養素は加熱に弱いらしいので、次回は加熱し過ぎない様に美味しく作る事が課題として残る。具体的にはタップリいれたもやしの半分を犠牲にして半分を蒸している感じでいけばいい感じになりそうだ。ラーメン中毒でダイエット中の私にとっては救世主的存在である事に間違いない。こんな事が人生の転機になるので大切にしたい。(3/6)
- 今日はひな祭り。男の子(おっさん)である私にとっては無関係なのかもしれないけれどおめでたそうなこんな日を嬉しく思う。特に平成30年3月3日っていう3だらけで縁起が良さそうな...。少なくとも週2回コラムを書く私にとって、こんな日はコラムのネタを作りやすくなるので本当にありがたい。そう思いながら過去の自分を振り返ってみたところ毎年3月3日という日はあるのにこれまでひな祭りについて触れたのは2009年3月3日だけだった様だ。その時のコラムのテーマは「今日する事を忘れない様に!」というもの。私もあれから9年経ち、忘れっぽくなっているだろうから気をつけなければならないなんて...。今日はしばらく10年前のコラムを見ていた。今のところ人生最初で最後の海外旅行であるモナコに行った際に1週間仕事を休んだ事が書かれていた。私はその直後に福岡天神に支店を設置する事を決断し2009年1月にオープンしたのだ。2008年は私にとって生まれ変わった様な大きな気持ちの変化があった年だった。私の人生の中でも記録に残さずとも記憶に残るそんな後にも先にもない年...。それ以降、長期で休むこともなく海外に行く事もなく修行中。
(3/3)
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