社長のコラム(2018年6月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 人間の3大欲求は食欲、睡眠欲、性欲だが、7つの欲求に分類したほうが完成度が高い事を知った。生存欲、怠惰欲、感楽欲、承認欲を加えた7つ。私は承認欲と怠惰欲が対照的に見える。自分の存在を肯定されたい認められたいという欲求が強い場合、ラクしたいサボりたい面倒な事はしたくないという欲求を超えて努力を惜しまないはずだから...。承認欲は最も満たされにくい欲求ではないだろうか?性欲と同様に自分ひとりでは果たせない。アドラー心理学をテーマにした前回のコラムとも連動している。承認欲や性欲を満たせない場合、代わりに、食欲、睡眠欲、怠惰欲を満たそうとする。私は食欲や怠惰欲ではなく感楽欲を満たすべきだと思う。感楽欲とは音やビジュアルなどの感覚の快楽を味わいたいというものであり、物欲もその中に含まれる。感楽欲を満たす事によって満たされない他の欲求をある程度はごまかす事が出来る。生存欲については、他の欲求がある程度満たされているかどうかによって左右するのではないかと思う。欲求不満は生存欲を失い人を駄目にする。出来る事なら他の欲求によって代行しないで済ませたい。(6/30)
- 昨年、アドラー心理学を物語とした「嫌われる勇気」というテレビドラマが放送されていた。残念ながら、私はこのドラマを見ていなかったがタイトルに感じるものがあった。そこで、おおよその内容を確認しているうちに、アドラー心理学に関心を持った。アドラー心理学がパーフェクトであるとまでは言わないが高い完成度だと思う。この心理学によって、私の頭は整理されて問題解決していく。嫌われる勇気というと自分勝手な行動をする様に示唆している様にも感じるが、それどころか、だれかの役に立つべきだという内容が含まれている。ほめられたかったり怒られない様に、自分の気持ちに嘘をついて、他の人の期待に沿った行動を起こすのではなく、誰かの役に立ち「i need you i want you」って言われる自分自身の価値(居場所)をつくる事なのだ。私も、ほめたりほめられたりするよりも、感謝したりされたりする人間関係の方が良いと思う。私個人もそうだがホカニナイ株式会社も、あったほうが良いと思われる様な存在になりたいと思ってこれまでやって来たことを再認識した。そして、社員、家族、仲間に関してもそういう関係でいたい。(6/27)
- 最近、私は朝から晩まで(接客している時以外)ほとんどの時間をあまり人と話さずに社長室に引きこもっている。そして、知らないうちに眠ってしまっている。現時点で5月6日からおおよそ1ヶ月半休まず仕事をしたのだが成果は上がっていない。私がこうして身を持って証明。眠るを超えて気を失っている様な感じ...。7月16日の海の日まで71日連勤、昨年の72日連勤に引き続き2回目の体験中。マラソンで例えると何とか完走する為にギリギリ低速で走っている様なもの。新規事業、新システムへの移行、新入社員、新社名、新ホームページ、新店舗、新メニューという様に新たなものへの挑戦が多く、これらの多くはPCの画面を睨めっこしなければならない仕事になりやすい。今日は新システムへの移行準備に時間をかけた。これまで溜め込んで整理してなかった15万通のメールから不要なものを捨てたり、新しいシステムの構成を考えたり...。この状況下、引きこもって仕事をして何もおかしくないけれど、問題は会社全体の動きが見えなくなる事によって弊害が発生する事。特に今、連勤の疲れに重なり聖徳太子の10分の1も力を発揮出来ないので、いつも以上に社員の協力が欲しい。(6/23)
- 本日、私は雨の影響で転倒してしまい膝を負傷!病院で膝に溜まった血混じりの水を抜き、痛い思いをした。それよりもショックなのは、楽しみにしているボディコンバットをしばらくの間出来なくなる事である。我慢しなければならない事がまたひとつ増えた。本当に我慢している事なんて、人に言えない様なものが多く、それをやってしまう事で失うものや、人に迷惑をかけてしまうものだったりする。だから、我慢し続けるしかない。当然、そのストレスは大きくあの唯一の楽しみとも言えるボディコンバットをやったとしても、一時的には解消されるものの解決する訳ではない。我慢している事を忘れる様に脳を騙しているのかもしれない。そもそも、何かを守る為に我慢をし続けていく事が幸せなのだろうか?そんな疑問を抱いてしまう。 しかし、その我慢をせずに失ったものは、二度と手に入らない可能性が高い。例えば信用や信頼、人、お金、物等...。私が何とか苦しみながら我慢する事を選んでいたとした場合、誰かが我慢をしないという選択をするならば私だって流されてしまう。(6/20)
- 昔やっていた努力とか苦労は今役立つのか?勿論、今もやり続けている方がよいのだが、年齢や立場や時代の流れによって、それを続ける訳にいかなくなる事もある。私自身が20歳台の頃、保険の仕事に携わって5年以上は徹底的に飛び込み営業を行っていた。朝から晩まで、ずーっと団地のドアノック、それが開くときの緊張と恐怖を感じながらも雨の日も風の日も続けた。当時の私には特別な技術はなく、あるのは学生時代に長距離走で鍛えた忍耐力と体力...。団地の5階まで一気に階段を走って登り、上から順番にドアノックして開けてくれた方へ一瞬で話を行うという流れ...。なかなか簡単には扉を開けてくれないし、開けてくれたとしても嫌がられる事が多い。そういう中で、私に対して優しく接してくださった人もいらして、そういう人と出会う喜びを感じながらモチベーションを上げていった。ご契約そのものだけではなく、1件の重みを感じる事と戦略と戦術をたてた営業力等、ついでにいただいたものがある。それが今に役立っている。こうして、以前についでに身についたものが次のタイミングで役立つという繰り返し、それを意識して今やるべき事やれば良い。(6/16)
- 2月に社名をホカニナイ株式会社へ変更したきっかけは、会員制テレビ会議室「テレビア」を新たに加えた事により、3つの事業(「ほけん工房」「立ちカフェ」「テレビア」)のいずれにも違和感の無い社名にする必要性を感じたからである。私は違和感や矛盾を放置したままにしておれない。野球のユニフォームでサッカーをやっている様な分かりやすいものではなく、気付かれにくかったり気付かないふりをして放置されやすい様なものの方が気になる。例えば、私の専門分野ではないけれど、消費してくれた有難い人が消費税を支払う事に違和感を感じている。消費した人には経済に貢献したとして褒美(消費還付税)を与えてもよいくらいなのに…。土地や建物を所有すると固定資産税というのであれば流動資産税こそ必要ではないだろうか?マイナンバーも導入された事だし管理できるのではないだろうか?この私の考えが矛盾しているのかもしれないが、その矛盾点がなかったりそれが解決するのであれば採用しない事は 「悪」ではないかと思う。この様な追求によって得られた結果、パラダイムシフトが起きるのだろう。これまでの常識が非常識になる瞬間がそこに...。(6/13)
- 2000年問題(Y2K問題)...。コンピュータが日付を取り扱う際、西暦を下2ケタで処理していたため、“2000年”を“1900年”と認識してしまうことでさまざまな誤作動が起きて飛行機が墜落する可能性まで懸念されていた。結局、大きな問題は起きなかったので良かったのだが...。この様な年問題は沢山あって、現在も2018年問題として非正規で働く人の雇用ルールが大きく変わる事で問題が起きる懸念があり、この先、2020年、2025年問題など、問題だらけ...。2019年10月には消費税10%へ増税、オリンピック後の景気減退の懸念、AI化等による失業、高齢化に伴う介護離職、段階ジュニアの管理職ポストの奪い合い等...。人材不足、テナント賃料の高騰、各法規制の強化等により、企業側としては厳しい状況となっており、今後は労働者側にとっても逆風が吹いてくるだろう。企業も労働者のどちらも淘汰されるのであって、優秀な企業や労働者にとっては良い時代なのかもしれないが...。弊社にも社員にもクライアントにもその勝ち組になって欲しくて、今、私がすべき事をやろうとしている。これからを生きる大きな流れを7月までに完成させる予定。(6/9)
- 眠っても眠っても眠い。いくら食べても空腹…。そして、ぼーっとしている。一ヶ月間連日勤務している訳で、しかも、体調不良というのもあって仕方ないのかもしれないが、今日の私はこんな感じ…。福岡市にもうすぐオープンする会員制テレビ会議室「TVIA(テレビア)」の準備の為、ほけん工房とテレビアの店舗間200m程を行ったり来たりしていただけで何となく1日が経った様な…。夕方頃、新店舗にほんのチョットだけの用事で立ち寄ったつもりが、居心地が良すぎてついつい長居。天井が高く最上階の大きな窓から見える天神の景色、都会の大きな駅のホームに入る直前の落ち着いた電車の音だけが丁度いい感じで聞こえてくる。椅子にこだわりを持つ私は、どの店舗の椅子もそれなりのものを使っていて、この店舗は更にグレードの高い椅子で揃えている。ここで働く人も、ここを訪れるお客様も、きっと、私と同じ様に居心地の良さを感じられる事だろう。今日のコラムはテレビアの店舗から書き始めて、高速バス、そして、社長室へ戻り仕上げた。高速バス内ではずーっと後を向いて話をしている人がいて雑音と目線のストレスで筆が進まなかった。環境の影響は大きい。(6/6)
- ダイエット、営業売上、受験、スポーツ等、何か目標を達成する際に「がんばります」の一言で終わらせてしまう人の言う事なんて信じない。ダイエットを例にとっても、3ヶ月で体重を5㎏減少させるという目標を掲げるだけでも、期限や数字という具体的な目標がある分良いのだが、これでは不十分。その達成の為には、まず、考えられる事としてカロリーを摂取しない事と消費する事の2つがある。更にそれぞれに対して、カロリーを摂取しない為だと「間食を禁止する」「低カロリーの食事をする」とか、カロリーを消費する為だと「毎日職場まで歩く」「筋トレをする」「ジョギングをする」とか...。これで十分の様に見えるがまだ足りない。これを実行する事によって他の何かに支障が発生しないかどうか?例えば、体力が落ちて病気になったり、仕事に集中出来なくなったり、それを行う時間や費用により何かが出来なくなってしまったり、精神面でダメージがあるかも...。それが解った上で設定しているのであれば合格である。出来る事なら、他に影響が出来ない様に効率性を上げた計画を経てる事が出来たら優秀である。KGIとかKPIという指標があるので参考に!(6/2)
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