社長のコラム(2024年5月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 2000年に当社設立、9年後の2009年にオンライン店舗への挑戦が始まった。きっかけは2009年に初めて福岡天神に支店をつくる際、品質を下げずに店舗展開する為、店舗間を常時オンライン会議システムで繋ぎ業務を行う事で叶えることが出来た。別店舗なのに同じ空間に近づける事で店舗間の金太郎飴化が可能になった。当社の戦略は社名のホカニナイらしく同業他社での常識に収まらず、その品質を維持しながらの店舗展開は困難であった。他業種でいう”こだわり職人の店”の様なもので、私が知る限り”こだわり職人”が店舗展開する際、質を落とすかどうか葛藤する様だ。ちなみに当時の福岡天神の店舗看板は「保険選び職人に相談出来る店」である。私は欲張りなので品質を維持しながら店舗展開を実現させた。支店オープンして数年間は、現地スタッフを採用せずに、私が週4日間、社員が週2日間、福岡の店舗に出張して、ケースに応じて、本社から支店、支店から本社という様に、オンライン会議システムを使って保険相談の応援をして不足を補完。その後、福岡天神専属の社員を採用して慣れてきた頃に業務を任せる事にした。この段階でもオンライン会議システムは支店スタッフの管理や教育に活躍した。こうして、うまくいった様に感じていたがそうでは無かった。終身雇用性が崩壊し転職ブームにより、当社の様な職人気質な企業にとっては社員育成に苦戦する事になった。長期に亘って当社でお仕事をしてくれる人材確保が容易ではない今、当社が求める人材を育成出来る確率は低く、教育に時間をかけ過ぎる訳にはいかなくて、保険相談業務を禁止している育成期間中に同席して、センス(感性・感覚)を磨いてもらい当社が認める保険相談業務が出来る様になってもらう。思った通りになるとは限らないのだが...。
私の想定では世の保険屋さんと言われている人は、他社水準だったら合格だが当社では不合格という人がほとんどの様だ。当社でも気が緩み、図で示す青色の「他社水準は達しているものの弊社水準には達してない人材」に保険相談を任せていた時期もあったが後悔している。今後、赤色の「弊社水準には達している人材」だけにお任せする。そうは言ったもののその水準に達する社員は限られるので、理想通りに店舗毎に赤色の人物がいなくてもオンラインWEB会議システムや店舗間内線やビジネスチャット等を駆使する事で品質維持及び店舗間格差が開かずに済む。今回の標題は保険ショップ無人店舗への挑戦であるが、そうしなくても済むのであれば有人店舗の方が好ましい。優秀な人材が不足し転職ブームが続く様であれば、無人店舗を視野に入れておいた方が良い。選択肢としては無人店舗すらも設置しない方法もあるが、まだまだ、自宅からのオンライン相談を苦手とし来店を好まれている人も多い。なんであろうと最も重要なのは品質を落とさず店舗展開をしてマーケットを広げてずっと会社を存続させる事を忘れてはならない。(5/28)
- 今月も残すところあと数日、振り返るとコラムの掲載数が少なめだった。最近は、なんとか書こうとするがうまく書けない。これって、もしかしてイップス?スランプ?私がイップスとは何かを知ったのは4月から「イップス」というテレビドラマが放送されているからで、イップスとは今まで出来ていたことが急に出来なくなる事らしい。スランプと似ているが少々意味合いが違うらしい。とりあえず、気分転換にデスクに置いているアロマスプレーでシュッとやってみよう。やっぱりアロマって効果あるな!こうして今回のこのコラムを書き始めた。イップスやスランプに陥った時に保障される保険なんてあったらいいな!実際、イップスやスランプに陥ったふりをする様なモラルリスクが邪魔をして商品化しづらくはあるだろうが、人によっては何よりも困るだろうから…。目に見えて身体の異常がある訳ではない精神疾患は詐病かどうかの見分けが難しいが、詐病じゃない人にとっては疑いの目で見られて本当に辛いだろう。そういう意味では詐病って罪が重い。苦しみながらも無事に今回のコラムを書き上げることが出来た。乾杯🍻(5/27)
- スキルアップと言うが、私はそれがイマイチ気にいらない。「スキルアップはもちろんの事、センス(「感覚」「感性」)を磨いていきたい」だったら悪くない。私はスキルアップよりもセンスを磨く事にエネルギーを注ぐべきだと思っている。スキル(技術的な能力)はセンスを磨く事で効率よくアップするはず。更にそのスキルの質が高まり引き出しやすくなる。そもそもセンス(sense)を「才能」という意味で使用するには違和感がある。誤解がない様に「感覚」「感性」という意味で使用する。確かに生まれ持った「才能」はどうしようも無いだろうが「感覚」「感性」であれば磨く事が出来る。スキルとセンスのどちらも大切であるが、センスを磨かずしてのスキルアップはマニュアル人間を産み出しやすい。マニュアル人間は良くも悪くもある。ルールに従わない人よりも良いが、私はあまり好きになれない。例えば、企業、役所に電話をした際に、受電した人が、マニュアル人間だった時、あまり良い気分にならない。心優しい私は大切な人に「気付き」という大切なセンサーが働かなくなったりAIに仕事を奪われて欲しくないと思う。(5/23)
- 今週の水曜日、久々、セミナーを受講して勉強になった。しかも、5つの授業をそれぞれ50分、まるで学生に戻った様な懐かしさを感じ充実した一日だった。とはいうものの、昼食後すぐの授業では睡魔が襲ってきてウトウトしていたら、近くの席の知らない人がスマホを落とした音でビックリして目が覚めた。きっと、この人も眠ってしまったのだろう。それを含めても懐かしい。セミナーによっては席が埋まって立見の人がいるものもあれば、半分ちょっとしか埋まっていないものまで色々だったが、内容が良かったかどうかは席の埋まり方とは比例して無かった。もしも、影響があったとしたら、参加者が少ない事で、講師の気持ちが下がったり、手を抜いたりという事。参加者も人気の無いセミナーに参加して失敗したと思ったりも…。私自身、20年程前に何度もセミナーをやって、集客に苦労してきたので、そういう講師の気持ちがよくわかる。私はそれどころかたった1名しか参加者を集めきれなかった経験もしている。流石に1対1は双方にとって気不味く辛い。こうして、セミナーの内容そのものだけでなく、そういう視点でもセミナーを眺めていた。(5/18)
- ネット検索、生成AIを利用する事によって、自分の頭を使わなくなってないか?多数決で決まった事が正解だと思っていないか?私は、益々、群集心理の罠に陥りやすくなっている時代が心配である。ネットで検索した”皆と同じそれ”が自分の考えになって、その誰かの考えを鵜呑みにした人たち優勢での多数決で何かが決まる。これについては前回のコラムにも記載したばかり。さて、残念な事に保険会社の商品の多くは他社に右へ習いで、ほぼ同じ様なものになってしまいがちである。そうさせるのは、商品開発力が無能である事は勿論の事、低次元なレベルに合わせようとしている事だと思う。本来ならば販売する社員や代理店等のレベルアップをさせて自社の商品の魅力をわかってもらうべきだがそうじゃない。目先の売上や利益に走りたい気持ちはわかるが…。正直、私の様に保険の本質を追求している人にとっては残念ながらつまらない方向へ進んでいる。偶に、私の心を動かす商品が発売されるが、そういう商品は、ほとんどの同業他社の方々にとっては魅力を感じていない様だ。私とは商品の見る視点(ポイント)や感覚に大きな差がある事は間違い無さそうだ。(5/16)
- 仮に、地球が丸い事を知られていない時代に、必死に丸いと伝えたら頭がおかしいと言われ、民主主義っぽく「多数決で地球は丸くない事に決定されました」なんてあってよいか?本気で国民の事を考えた一票もあるだろうが、そうじゃない無知だったり自分の事だけを考えた一票もあるし何も考えないふざけた一票が集まって、間違った方向へ向かうに決まっている。多数決、選挙が矛盾している事が証明される。現在の民主主義に代わるその上が見つかり多数決を卒業出来る日が待ち遠しい。ネット検索、そして、AIは集合知であり、多くの人が思う平均値になりがちであり、そのもの自体が多数決のようなものだろう。それが正しい答えならよいが、間違っていた場合、大事になる。多数決(選挙)、SNSなど、これらを含めて、多くは人の欲につけ込み、耳触りの良い情報が選ばれていく事がわかっている為に、人を堕落させていくし権力者または資金力がある人の意図する方向へ誘導しやすい。”多数決×AI・SNS””そして人はゾンビ化する”…。あなたのその考えは既に誰かにコントロールされたものではないか再度見つめ直した方がよい。(5/11)
- ➕➖✖️➗で多くを語れる。「足したら引け」「引いたら足せ」こんな書籍でも書こうか?例えば、キャパ(容量)が決まっているのであれば、自宅に物体を持ち込むばかりで捨てないからゴミ屋敷になる訳で、ゴミ屋敷の住人に申し上げたいのは「足したら引け」の一言。ゴミ屋敷と同じ様に、その場しのぎで作られた”つぎはぎだらけ”の完成度の低いルールや策を増やし過ぎの誰かにも「足したら引け」の一言。付き合わされて迷惑している。馬鹿馬鹿しい…意味ない…無駄…矛盾してる。ルール同士が共存出来ない矛盾が発生する。コンプライアンスの厳守、その前にそのルールづくりをもっと丁寧につくるべし。逆に「引いたら足せ」という例としてはネット検索したりAIを活用したりで便利に情報を収集したのであれば、頭が楽になっただろうから、容量が空いた分で思考しよう。そうしないでネット検索やAIを鵜呑みにしていかにも自分の経験の様に話す事で、情報発信者の意のままに操られやすい。多数決をコントロールすることになり、現在の民主主義の脆弱性が高まっていく。力がない少数派の意見が迫害されている事に意識を向けてみよう。(5/5)
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2024年5月28日特別編2024年4月2024年3月2024年2月2024年1月2023年12月2023年11月2023年10月2023年9月2023年8月2023年7月2023年6月2023年5月2023年4月2023年3月2023年2月2023年1月2022年12月2022年11月2022年10月2022年9月2022年8月2022年7月2022年6月2022年5月2022年4月2022年3月2022年2月2022年1月2021年12月2021年11月2021年10月2021年9月2021年8月2021年7月2021年6月2021年5月2021年4月2021年3月2021年2月2021年1月2020年12月2020年11月2020年10月2020年9月2020年8月2020年7月2020年6月2020年5月2020年4月2020年3月2020年2月2020年1月2019年12月2019年11月2019年10月2019年9月2019年8月2019年7月2019年6月2019年5月2019年4月2019年3月2019年2月2019年1月2018年12月2018年11月2018年10月2018年9月2018年8月2018年7月2018年6月2018年5月2018年4月2018年3月2006年7月~2018年2月(ほけん工房ページへ移動します) - 今月も残すところあと数日、振り返るとコラムの掲載数が少なめだった。最近は、なんとか書こうとするがうまく書けない。これって、もしかしてイップス?スランプ?私がイップスとは何かを知ったのは4月から「イップス」というテレビドラマが放送されているからで、イップスとは今まで出来ていたことが急に出来なくなる事らしい。スランプと似ているが少々意味合いが違うらしい。とりあえず、気分転換にデスクに置いているアロマスプレーでシュッとやってみよう。やっぱりアロマって効果あるな!こうして今回のこのコラムを書き始めた。イップスやスランプに陥った時に保障される保険なんてあったらいいな!実際、イップスやスランプに陥ったふりをする様なモラルリスクが邪魔をして商品化しづらくはあるだろうが、人によっては何よりも困るだろうから…。目に見えて身体の異常がある訳ではない精神疾患は詐病かどうかの見分けが難しいが、詐病じゃない人にとっては疑いの目で見られて本当に辛いだろう。そういう意味では詐病って罪が重い。苦しみながらも無事に今回のコラムを書き上げることが出来た。乾杯🍻(5/27)