社長のコラム(2025年10月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 「第2領域」とは、スティーブン・コヴィー博士が提唱した「時間管理のマトリックス」における「重要だが緊急ではない」活動を指す。これは、将来のための投資(スキルアップ、計画立案、人材育成など)や、将来起こりうる問題の予防、人間関係の構築といった、その時は緊急ではないものの、人生や仕事の質を長期的に向上させるために不可欠な活動である。私のバイブルのひとつである書籍「7つの習慣」の第3の習慣「最優先事項を優先する」に緊急ではないが重要な事柄(第2領域)に時間とエネルギーを注ぐべきであることが記されている。この書籍の第1から第7までの習慣を身につけていく上で、依存している人にとっては自立できる様に、自立しすぎている人には相互依存できる様になる為にも、今の自分自身の状態がどこにあるのかによって、深読みすると良い。今回、第3の習慣をコラムの題材にしたのは、あらためて社内のメンバーに意識してもらう為である。そして、このコラムをご覧いただいている人の為にもなるし、私が経営する上で大切にしている事を少しでも皆さんに知ってもらう為でもある。例えば、「第2領域」に仕事を集中できる様にAIやRPAなどにその他の領域を対応してもらったり「第2領域」を手伝ってもらう為にもDX化を推進することがわかってもらえるだろうし、私や社員がそれぞれやるべき業務が何なのかもわかってもらえるだろう。第3の習慣以外でも、常日頃から第1の習慣「主体的であること」であれば、社員にも顧客にも皆がそうしているとか有名とか大きいとかそういう「群集心理の罠」にかからない様に毎日の様に伝えているし、第4の習慣「Win-Winを考える」は顧客との関係性でも奪ったり奪われるのではなく与えて与えられるモラルのある関係づくりを徹底する様に伝えている。第7の習慣「刃を研ぐ」やその他の習慣もとりいれている。私自身はその習慣をまだまだ完全なものに出来ていないものの、強く意識しているし、当たり前化している。この7つの習慣の中のいくつかの習慣に対して益々逆行している世の中に負けて流されない様に気を引き締めて戦っていく。最近、あまり読書してなくて、続編である「第8の習慣」までは、まだ、読んでいないが、近いうちに読んでみようと思う。(10/29)
- 「菊池さんはホカニナイ株式会社をどうしたいのか?」今日はそう質問された時にちゃんと答えれる様に考えをまとめてみた。早速だが、私は当社らしくブレないで質の成長をして正しく選ばれた上で会社を大きくして売上と利益を増やした結果、もっと、私や社員の年収アップもしたいし、さらには、業界での権力を持ち業界を正しく変えたいという思いはズーっと持ち続けている。保険業界では売れている商品が良い商品という訳ではなく、営業成績がよい販売員が良い商品やお客様にあった設計をしているとは限らない。むしろ反比例しているのではないかとも思う。あきらかなコンプライアンス違反をしている保険会社や代理店などの不祥事が起きる度に、マトハズレではないかと思う新たなルールと手数が増えてがんじがらめになっている。本気でそういう問題をなくす為の必要なのはルールは何なのか?モラルが低い人や企業はルールを破ったりギリギリを攻めるだろうからモラルを高めることに力を使ったほうがよいのではないか?逆にコンプライアンスを強化することでモラルが低下しているのではないかとも思う。当社は法治国家ニッポンの一企業なのでコンプライアンスに忠実であることは承知しているが、何よりも当社はもちろんの事、顧客のモラル低下を防いでいる。出来ることならモラルが低い同業者にはかなり迷惑をかけられているので市場から退いて欲しいと切実に思う。私たちはこれらを反面教師とし、モラルも質も高く少数精鋭である当社を気に入ってくれた人(人材、顧客、協力者など)が集っていくうちに自然と大きくなっていき業界への影響を与えて、正しい営業活動をしていた人たちに有利になるゲームチェンジャーを起こしたい。(10/23)
- 会社を経営していく上で、私自身の能力を上げる事によって誰にも頼らないという選択肢もあるが、それは得策ではない。人に全く依存せず自立することはメリットである以上にデメリットの方が大きく、相互依存の関係性をつくることが大切である。その最初のきっかけは、おおよそ25年前、会社を設立してまもなくアキレス腱断裂によって9日間入院し私一人だけでは不十分でマンパワーの必要性を思い知らされた。私はその時に人材募集することに決めた。あの頃、私1名+時短勤務1名、そこにフルタイムの社員1名が加わり、増減しながらも現在必要不可欠な人員で構成されている。ここ数年間は、社員数を増やしすぎず、一人当たりの生産性を上げる事にエネルギーを注いでる。その結果、まだまだ道半であるが、業績が少しづつアップして、一人当たりの生産性と給与も向上した。業績と社員数の相関性が高いあの時代と比較すると相関性が低くなっていて、今後は更に低くなっていくだろうと予測する。何故なら、内製化から外製化へ移行し、更にはDX化をすすめて行き、DX化に対応出来るメンバーと少数精鋭方式を求めて効率良く業績を上げることが出来ていることも一因である。社員だけでなく顧客の協力も得ながら、当社のDX化は進んでいる。私たちの日々の業務は以前の無駄と不足を減らして、もっとより良い業務に力を注げる様に努力している中で、逆行する様な邪魔が増えた事も事実であり、これについては社内で解決出来るものは僅かであり、私の力が及ばず解決出来ないので、もどかしい。折角、浮かした時間や費用が奪われていく。(10/17)
- AIやロボットに出来ることが増えていく中で私たち人の役割が減少していくことを悲観的にとらえるか楽観的にとらえるか?私は比較的楽観的な気持ちの方が強い。その理由にはいくつかあって、ひとつ言うなら、そうなることを想定してイメージしながら長年準備してきたことがあげられる。その準備の一例としては、社内でのやりとりを「話す聞く」ではなく「書く見る」に変更し癖づけてきたこと。いずれは、文字入力したものが資産化することを期待して、AIの判断材料である情報資産を増やしてきた。「書く見る」中心にすることによって、少々のデメリットもあったが、圧倒的にメリットの方が多く、特に今になって「やって良かった」と心から思う。当社の売上に対するDXやAIに対する支出割合は非常に高く、社長である私がそのシステム責任者として設定アレンジを行なっていることからもかなりのエネルギーが注がれていることがわかるはず。社長自らがこれらのスキルや感性を身に付けていきながら、生産性を高める経営に取り組むべきだと思う。そして、AIに仕事を取られるのではなく、AIとうまく付き合っていくことが不可欠であり、当社の生産性に直結し、顧客や社員の未来も明るくなると信じている。私は人がしなくてもよい作業をするのではなくAIの力を借りてもっと人らしくもっとバージョンアップした仕事をしていきたい。(10/9)
- 自民党新総裁に、まさかの高市氏が決定!高市氏は当選直後の挨拶で自民党新総裁選出を受け「全員に馬車馬のように働いてもらう。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てる。働いて、働いて、働いていきます」と言及し、賛否両論あるだろうが、私はその言葉にちょっとだけ安心した。私は、その力強い言葉を、単に高市氏自身ではなく日本人に対しての言葉だと受け取り、きっと、高市氏も私と同じ様な思いなのではないかと勝手に解釈した。あなたがその想いなら私も働こうという前向きな気持ちになれる。勤労意欲をもっともっと高めていくことが日本再生には不可欠であることは間違いない。ワークライフバランス、文字通り、仕事と生活の調和を求めている訳だが現状はどうだろう?私はそのバランスが生きすぎて崩れていると思う。皆さんはどう思うだろうか?あっという間に日本人は勤労意欲を失ったり、働かせてもらなくもなった。私がここ数年で多くの人からお聞きする不満は「もっと働きたいが働かせてもらえない」「怠け者が優遇されていて勤労意欲がなくなった」などである。そこで賃上げ(手取り増)の為にも、健康維持を前提として労働時間規制を緩和するという高市氏の主張に私も賛成である。極論、働きたい人の働く権利を奪わないことが先決。日本が海外と同じ様にライフを優先させるワークライフバランスを求めるならば天と地がひっくり返るほどの何かが起きない限りは日本は世界から遅れをとり滅亡に向かう。働きたい日本人働ける日本人にもっと日本国の為に働いてもらって、日本人としてのプライドを取り戻し、AI後進国から少なくとも世界の3本指に入る程度のAI先進国となり、生産性アップを徹底し、安全保障としてもこれらを関連づけて従来とは全く異なる防衛力(場合によってが攻撃力)を身について、日本人材不足を外国人に頼りすぎないこと。これらを行うためには現在の働き方改革の見直しは絶対条件である。(10/6)
2025年10月のコラム
バックナンバー
【 2024年記事 】
【 2023年記事 】
【 2022年記事 】
【 2021年記事 】
【 2020年記事 】
【 2019年記事 】
2006年7月~2018年2月(ほけん工房ページへ移動します)
