社長のコラム(2018年12月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 新陳代謝とは古いものが新しいものに次々と入れ替わることを言う。人体の中でも元気な細胞が細胞分裂して失われた細胞と入替えられている。今日はこれらについて調べていく内に「細胞の更新速度は各々の臓器や組織によって異なる」という事までは間違いなさそうだが、それ以上は見解が異なり何が正解なのかわからなくなった。このコラムを見て信じるか信じないかはあなた次第という事でご了承の上で!細胞は、数日、数週間、数ヶ月で更新されるものが多い中、心筋細胞、脂肪細胞、骨格の様に年数を要するものがある。そういう中、一生涯入れ替わらないものがあるらしい。中枢神経系、水晶体細胞、卵母細胞がそうらしい。これが本当ならば人間の細胞は全て数年で入れ替わると聞いていた話は嘘になる。全て入れ替わるという事であれば話をまとめやすかったのに、一生涯更新しない細胞の存在により難易度が増してしまった。折角仲間になれたと思った社員が離れていく寂しさと、中小企業のオーナー兼社長である私だけはこの会社を離れられないという逃げ場所の無さに心が耐えきれなくて、前向きな気持ちなる為にたどり着いたのが新陳代謝...。この話の続きは近日。(12/29)
- 「とにかく明るい菊池」これは私ではなく私の母のこと。母は決して健康という訳ではなく大きな病気と戦っていて会うと視覚的に痛々しいけれど、電話で話すととても病人とは思えない明るい声!少しでも良い事があったらそれを喜び、悪い事はすぐに忘れてしまう。人の世話をした事すらも恩をきせるどころか、そうさせてもらったと逆に感謝するありさま。少なくとも人を恨んだりしないし、誰かの為になりたいという気持ちが溢れている。私がそれを受け継いでいると良いのかもしれないけれど…。病気と戦う母と(多少は疲れているものの)健康な私の会話を例にしても、母が私の心配をして元気を出させようと励ましている。アベコベだ!母との大きな違いのひとつとしては私は何もかも手に入れたいし人に求める欲求が大きく多い。良く言うならば自分自身に対しても厳しく、目標を達成したとしても満足する事なく更に高みを目指す点ではメリット。しかし、良い面と悪い面は表裏一体の関係にあってデメリットとしてあらわれる事がある。私が社長として成功する為には母を見習うべし!特に今は...。(12/26)
- 数日前に20歳すぎの男の子たちから、若い内にやっておいた方が良いことって何という質問を受けた。私は「モテる努力をする事」だと即答した。人から求められる人になるのが一番の幸せに決まっている。イケメンや美人がモテるというのであれば、少しでもそうなる様に努力するし、性格が良ければモテるというのであれば出来る限りの改善をしようとする。仕事が出来る人やお金持ちやスポーツマンがモテるのであればそうなれる様に努力する。「人を喜ばせたい」「人から喜ばされたい」...良い人間関係を築くには「モテたい」欲求が根底にあるものではないだろうか?もしも、私に好かれたいと思っている人がいるならばその人は私の好みの人になろうとか喜ばせようと努力するだろう。私が鈍感で人の好意に気付いてないだけかもしれないけれど...。好きな事と嫌いな事を伝えたにも関わらず、嫌いな事をされてしまったら...。モテないという事はこんな事をされやすく自分が自分を嫌いになり、人を恨み関わりたくないという負のスパイラルとなる。こんな時でも最後の砦である自分だけは自分自身を好きでいて欲しい。(12/22)
- 万人受けするよりも、ホカニナイ株式会社大好き人間(ファン)が増える事に重きを置きたい。その為には、自社の売りを社員や顧客に(心から)わかっていただく必要がある。魅力を伝える側がファンである事を前提として、その伝え方の能力と伝えられる側の興味と能力が揃わなければ成り立たない。ファンがついつい話したくなってファンをつくるというのが自然で健全であり、それ以外には無理がある。注意点として伝言ゲーム様なものなので歪んで伝わっていく可能性が高い事。特に大切なのは魅力は時が過ぎる事に一定の変化が起きるべきだが、前から変わらない筋が通ってなければならない事。過去の自分や自社に敬意を払った上で、現在と未来の自分や自社の魅力を高めるべし!そうする事により、顧客や社員が離れてしまう可能性を減らせるだろう。当社に魅力を感じていない顧客や社員はいずれ離れてしまう予備軍だと考えておいた方が良い。逆に現在弊社の顧客や社員で無くても魅力を感じている人はいずれは顧客や社員に…。しかも、質の高い顧客や社員が増えていく。行き着くところ、ファンを大切にする事...。(12/19)
- 本当に手に入れたいものではなく、手が届きそうな無難なものにしておく。ほとんどの人はほとんどのものにそうしてきたはず。お金持ちになりたいと思うのは、そんな諦めてばかりの人生にしたくないからなのかもしれない。セレブな生活をしている人に憧れて、いつか、そうなる為にどうしたら良いのかを考えて行動する。前回のコラムとも関連しているが、欲求を満たす為に努力する事は健全だと思う。しかし、努力の甲斐無く念願が叶わなかった場合は勿論の事、叶った段階でその欲求を満たす必要がなくなっている事もある。その時に別の欲求があらわれて、それを金銭により手に入れる事が出来るのであれば置き換える事になる。不幸なのは金銭により手に入れる事が出来ないものを欲しても手に入れる事が出来なく、また、それを手に入れる為に必要な何かがこれまで努力した事と反比例していた時である。例えば、お金持ちになる為に失われた時間その他...。いつの間にか、こんな年齢になっていたとか、五体満足でなくなっていたとか、楽しい思い出を作れなかったとか...。こんな事を考えていたら道しるべがなくなっていた。(12/15)
- 「欲しがりません勝つまでは」…。これは第二次世界対戦中の有名な標語。11歳の少女の作品として入選したこの標語は、実はお父さんが考えたものらしい。私も小学生の頃、夏休みに作った工作を木工所の叔父と一緒に作った事があって、どう見ても素人では作れないものを提出した時の気持ちを思い出す。大人になってからも時々人から聞いた事をいかにも自分が考えたかの様に話している時は恥ずかしい。この標語は76年前に書かれたものであり、この時代を生きた少なくとも80歳以上の方であれば語ってくれそう。私の祖母も生前よく戦時中の話をする際に、我慢、贅沢という様なキーワードをよく用いていた記憶がある。その時代の思想を私は好んでいる訳ではないけれど、我慢強さという点では退化し、物欲をはじめ人がやる気を起こす源とも言える欲求が衰えて、怠惰欲が強くなってきている事を良いとは思わない。それは、若者だけでなくどの年代にもその傾向を感じる。私は欲しいという気持ちを大切にして欲求を満たすべきであり、手に入れる為の我慢強さは必要だと思う。(12/12)
- 自分自身が年老いていく度に、その年齢をどの年齢よりも一番好きでいる事が出来た上で、ちょっと先の年齢の自分に憧れる事が出来たらと思う。今に満足して未来を明るく感じれたらどんなに幸せだろうか!今よりも明るい未来を自らの手で創り出せるとしたら努力をするが、そうでないのであれば、今それをしている事自体を喜べない限り、モチベーションは上がらない。鼻の先に人参をぶら下げられようと、鞭を打たれようと、どうでも良いと思うだろう。良くしようが悪くしようが人参も鞭も未来への約束なので、その未来にそこにいないのであれば、今やっている事を無意味に感じるだろう。時には、今日を犠牲にして未来を明るくしたり、今日だけを最高に楽しみ明日以降を考えないというのもいいだろうけど、出来る事なら、今を楽しみ明るい未来が待っているのであれば尚更いい。一番辛いのは未来に起きる不幸を想像して今を犠牲にする事。究極は死刑囚が死刑執行を待っている状態の様なもの。このベースになっているのが過去であり、その結果、今が幸せならば未来への期待を込めやすい。幸せと不幸の違いはこんな事なのかも!(12/8)
- モテたい願望を持ちながらもモテないという可哀想な私が「モテる」について書く。まずは「モテる」とは何なのかを調べてみると、恋愛的なものや外見に限らず、慕われるとか尊敬される等という様な意味も含まれているという事。いつでも一緒にいたい、それくらいの居心地のよさを出している人のことを「モテる」というらしい。私といつでも一緒にいたいと思ってくれている人がいたらいいけれどいなかったら残念!今はそうかもしれないが残念がっていても解決しないのでプラス思考でいく。モテる為に内面的なものを変えるのは大切だけれど、手っ取り早いのは外見なのでカタチから入る事にする。とりあえずカッコつけてみて自分で自分を好きになろう。要するにナルシスト。不純な動機かもしれないが「モテたい」という欲求が世界を救っている。もしも、「モテたい」という欲求が存在しなかったら、何をやって何をしないのだろう?想像するだけでも恐ろしい。私はこの様な大義名分のもと、私の頭の中の大半を「モテたい」で占めている事をカミングアウトする。私個人だけでなく、弊社自体もモテマスヨウニ...。(12/5)
- 「未来へ向かって走ろう!」と言いたいところだが、仕事をしていく上で、どうしても過去を振り返らなければならないことがある。過去の記録を見ていると大切なものを随分と失ってきたという記憶がよみがえる。その時は過去を忘れようと現実逃避をしてきたものの逃げて誤魔化してきた自分が見えてくる。弊社はもうすぐ20年を経とうとしているけれど、当然ではあるが社員も顧客も入れ替わっている。去るものを追わずという精神で前を向いて走ってきたつもりが、それが正しかったのか解らなくなってしまった。社員にしても顧客にしてもその人の気持ちがわかったり親しくなる程、退職や解約時の気持ちに耐えれないので、距離を置いた付き合いをしてきた様な!そして、多くの人は私と距離を置いて付き合おうとするので私自身も意識的に距離を置く事にしている。もしも、無視されたり嫌な顔をされたらショックだから、相手の目を見るときや微笑かける時には勇気と覚悟がいる。本来の私は人に心を許して付き合っていきたいタイプなので、この様な付き合い方をした結果、更に人が私から離れる要因になってしまっているのであればそれは不本意である。(12/1)
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