社長のコラム(2025年5月)

2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- バークシャー・ハサウェイ社のウォーレン・バフェット氏(94歳)がCEOを退任するというニュースが流れた。経営を後継者に指名されたグレッグ・アベル氏(62歳)に託す訳だが、本人は退任後も会長職として会社を離れることなく持ち株も売却しないらしい。日本でも、東酒造の創業者、東喜内さんは102歳まで現役社長として活躍されたらしく高齢になっても会社経営を続けている人たちを尊敬する。一方、なかなか後継者の適任が見つからず高齢になってまで社長を続けている人もいる。(東京商工リサーチ2025年2月によると)社長の平均年齢 過去最高の63.59歳、2024年に後継者不在が要因となった「後継者難」倒産(負債1,000万円以上)が462件(前年比7.4%増)に達し、5年連続で過去最多を更新という様に、後継者問題は拡大している。その55.6%が社長の死亡によるものらしい。私は一生働き続ける予定ではいるが、短命だったり、生きてはいても働き続けることが出来ない状態になった時の為に、今の私がやることがいくつもある。その一つには、7人の信用できる社員を抽出する事だ。”7人の侍”的な…。これまで沢山の人が退職し私の目の前を過ぎ去っていき悲観的にもなるが、ポジティブに転換するならば、一緒に仕事をして年月をかけて、抽出していく中で、適合しない社員が辞めて、抽出がうまくいっているということである。続く。(5/13)
- 直径11ミリの角膜コンタクトレンズを世界ではじめて作った日本人の田中さん(メニコンの創業者)が昨年他界されていた。私と日々共にするコンタクトレンズには沢山の思い出が詰まっている。海水浴やプールでの過ごし方としても、泳ぐVS見るの格闘だった。コンタクトレンズをつけると見えるが泳げない。裸眼で見える人が羨ましかった。プールの中に落とした同級生のコンタクトレンズをクラス全員で探し、奇跡的に見つかったこともあった。小学生の頃、はずかしくてメガネをかけない私が先生に注意されてランドセルから渋々出してかけた思い出もある。中学生からコンタクトレンズに移行して以来、メガネの時間は一日で数分程度だったが、ここ数年は、起きてから午後14時頃までメガネ、その後、夜眠る前までをコンタクトレンズで過ごす。コンタクトレンズを一日中装着し続けるのが辛くなってきたからだ。逆に一日中メガネで過ごすのも辛い。一番ホッとする時間が何もつけない時間であることに間違いない。今ではメニコンのコンタクトレンズで最大度数なので先が無い。ついでに最近老眼になりかけている。コンタクトレンズやメガネをつけていないと、私の目は10cm程度の距離でピントが合いリアルに毛穴まで見える能力を発揮するが、それ以外はぼんやりしている。いつもありがとうコンタクトレンズ。(5/8)
- 指揮者なんて棒降っているだけだから楽勝じゃん!小学生の私はリコーダー(縦笛)を吹きながらそう思ったのだった。指揮者が無理なら、トライアングル、カスタネットあたりが楽そうだなあ、難易度が高いピアノはクラスの女子がやるから私には関係ないけど、リコーダーとかハーモニカの様に音符がある楽器って、私には無理難題、息がきついし、唾液で汚いし、臭いし、ちょっと違うけど3Kだから嫌だ。それに比べて指揮者はかっこよくて綺麗で羨ましい。面倒臭いな思いながらも、仕方なく、笛の5ミリほどの穴をふさぐ指先が丸い穴の通りにカタチどられたぽっこり膨らんでいることに気になって、指揮者を見ずに適当に吹いていた。私には指揮者なんていらない。勝手に吹くからいい。というか吹いたふりしているだけ。小学生の指揮者はどうかわからないが、オーケストラを見ると指揮者の指示に従う必要性を強く感じる。レストランでバイトした時に店長やマネージャーに対しても「偉そう指示するばかりでゆっくり椅子に座ってないで仕事しろ!」という(おおよそ指示に従ってはいるものの)少々反抗的な気持ちをもっていた。今になって思うのは店長やマネージャーの役割を果たしているのに、私と同じ業務を求めていたことが間違いだった。号令(指示)が届かないとか教育しずらい環境は組織にとって致命的。(5/6)
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