社長のコラム(2025年1月)

2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 森永卓郎さんが逝去されたという急な知らせに驚いた。数日前にテレビ(そこまで言って委員会)でオンライン出演されているのを見たのが最後の姿だった。ラジオでは前日まで出演されていたらしいが…。森永さんは数ヶ月前のラジオ番組でテレビから干されたとおっしゃっていた。だから、テレビから完全に干されてはいなかったんだななんて思いながら見ていて、最後にやさしい顔で「またよんでください」らしいことをいわれた言葉の印象が残っていた。本当のことを伝えると干される様なテレビなら無い方がよいのかもしれない。そうかと言ってSNSもかなり偏っているので何を信じたらよいのかわからない。そういう中で森永さんは、その真実を語ってこられていた。実際、その真実が本当か嘘かも私には判断出来ないのだが、毎回の様に森永さんが言うことに誰かが猛反対していたことによって逆に森永さんが言うことは真実なのかもしれないと少しだけ私を信じさせた。そして何よりも余命宣告を受けてからも最後の最後まで仕事を続けてこられた姿に森永さんへの信用は高まっていた。余命宣告後、何冊も本を書いてテレビやラジオに出演するなどして、リスクを抱えながらも私たちに大切なことを伝え続けてくれた。(1/30)
- 当社が求める人材は【太く長い人材(=活躍して辞めない人材)】である。その求めている”太く長い人材”が加速的に絶滅している様である。入社して退職するまで同じ太さなのかというとその太さは変化していく。後に太くなる人もいれば細くなる人もいる。当然、後に細くなって欲しくないので、会社側としても手を尽くすが細くなってしまう人の方が多い。逆もあって、最初は細くても後に太くなる人もいるが、昨今、最も少なくなったのはこのタイプの人材なのではないだろうか?元々は能力がなくてもストレス耐性があれば少しずつでも改善し、長期に亘るその改善の繰り返しによって一人前の仕事が出来る様になる。かつての日本は終身雇用制であって、最初は細くても時間をかけて太く出来たが、今の時代、企業側も先輩もそれを諦めかけている。それでももう一回もう一回と”太く長い人材”かもしれない小さい期待をして中長期で育てていくことを諦めない様に必死に抵抗している。あなたがユーザーの立場であれば、極めている人から良い商品良いサービスを提供して欲しいはず。そこで、若者に大切なことを教えて欲しいと聞かれたら「若者よ大志を抱け」をいじって「若者よ極めなさい」と答えたい。次回に続く。(1/25)
- ここ数年で、行きつけのお店が随分無くなって寂しい思いをしている。私が気に入っているお店ばかりが無くなっている様な感じがするが気のせいだろうか?そうだったら私は疫病神なのかも。”2024年の飲食店の倒産894件、過去最多”というニュースが流れた。ちなみに、2024年の企業倒産は9901件発生し3年連続の増加となった。色々な要素があってのことだろうけど、飲食店の倒産は主にコロナ関連の資金繰り支援終了と物価高で倒産は急増が原因と言われている。特にインバウンド客がない店舗にとっては苦戦したはずだ。情けない。外国人が日本へ旅行にきた理由は物価が安いからであって、ギブミーチョコレートってあの時代に逆戻りしている。新店舗開業の補助金などもあり新規オープンは多いが数年で早ければ数ヶ月で閉店する傾向がある。どうやら、居抜きで買ってもらって閉店し、新規オープンしたがうまくいかずに閉店という流れが増えている様だ、これを繰り返すとどうなるかは想像にお任せする。最大の原因は「人」(働く人と買う人)の質低下である。人の質を低下する様な政策ばかりが目立ち、結果的に企業も国も破綻の道へと進んでいる。私は抵抗する。川の流れに逆らって泳ぐ魚の様に…。(1/16)
- 日本製鉄はアメリカに本社を移動しアメリカ企業になってしまって、USスチールを買収するのであればアメリカからの反対はなかったのではないか?できる事ならアメリカと日本のために買収を認めて欲しいのだが、それができないとしたら、そうする事も視野にいれたらどうだろう。あまり詳しい事を知らない私の意見である。もっとスケールを大きくするとして、私は現在の日本から将来を予測した上で、アメリカ合衆国のひとつの州にした方がよいと思う様になってきた。狙いのひとつとしては立地的に危険であり安全保障上、抑制できることをはじめアメリカにとってもその方が都合がよいだろう。何よりもこれ以上日本人を腑抜けにしないで欲しいという願いである。戦後、日本人は段階を踏んで腑抜けにされていき、今の日本人は働く能力や精神、愛社精神、愛国心が欠けている。優秀な人材は日本国や日本企業ではなく、外資系企業で勤務してしている実態。海外では優秀な人材ウェルカムに対して、日本ではその逆に働かない人や心が弱い人など弱者救済に力を注ぎすぎている。日本人は今後さらに堕落していき、その内、滅びるだろう。私の愛国心によって日本をアメリカ合衆国の州にする事。(1/13)
- 高度経済成長期(1955年頃から1973年頃)その頃の日本人は国外からエコノミックアニマルと呼ばれていた。経済上の利潤追求を第一義として活動していたため日本人は国外から注目を浴びるほど勤勉だった。会社のために力を尽くすことによって結果的に日本国の経済は発展し人々の生活は向上した。そういう大先輩を誇りに思うし尊敬する。それと比較して今の日本や日本人には愛想が尽きはじめている。このままでだと日本は発展途上国に逆戻りする。先進国に分類されているが発展途上国に分類されてもおかしくない様な貧乏な国に成り下がった。ノーベル賞経済学者のサイモン・クズネッツ氏が1960年代に「世界には4つの国がある、先進国と途上国、そして日本とアルゼンチンだ」と語っていて、日本は発展途上国から先進国、アルゼンチンは先進国から発展途上国へと変わったこと示しているが、今の日本は逆戻りしている。失われた30年間に失ったのは何か?そういう問いかけたら、それぞれの方々が、たくさんの失ったものを答えてくれるだろう。私は今の日本人が日本企業(もしくは日本国)のために力を尽くさなくなった事、言い方を変えると尽くせなくなった事だと思う。(1/11)
- 今朝は珍しく夢を覚えていたので忘れない様に書き留めた。その夢とは?私がイマイチなサッカー選手でチームも弱かったのに奇跡的に私の活躍で優勝してしまった。どうやら街ですれ違う人の話では「菊池をあそこで起用したことが優勝の鍵だった」という声が聞こえる。側にいるのに私本人だと気づいてないようだし私もあまり自覚してないがこれまでの自分とは別人になれた様で気分があがっていた。所変わって学校の教室、その夢の続きではあるみたいで見たことのないようなロボットが壁に文字を書き始めた。学生サッカーの優勝を讃えてのお祝いだったみたいで、私は最近使うこともないカメラで写真を撮ろうとするがなかなかうまくいかない。更に所変わってどこかのマンションの入り口の大きな電飾看板に知り合いがモデルとして映像化されていて、写真撮ろうとすると光ってなかなか取れない。この写真を別の知り合いに送ろうとしたあたりで夢が終わった。支離滅裂な夢ではあるが私の夢にしては上出来だった様な気がする。2025年は当社の25周年である。この初夢の良い部分が、私や当社を表しているのであればと思う。今年は1年間「25周年」をあちらこちらに表記する。(1/2)
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- 当社が求める人材は【太く長い人材(=活躍して辞めない人材)】である。その求めている”太く長い人材”が加速的に絶滅している様である。入社して退職するまで同じ太さなのかというとその太さは変化していく。後に太くなる人もいれば細くなる人もいる。当然、後に細くなって欲しくないので、会社側としても手を尽くすが細くなってしまう人の方が多い。逆もあって、最初は細くても後に太くなる人もいるが、昨今、最も少なくなったのはこのタイプの人材なのではないだろうか?元々は能力がなくてもストレス耐性があれば少しずつでも改善し、長期に亘るその改善の繰り返しによって一人前の仕事が出来る様になる。かつての日本は終身雇用制であって、最初は細くても時間をかけて太く出来たが、今の時代、企業側も先輩もそれを諦めかけている。それでももう一回もう一回と”太く長い人材”かもしれない小さい期待をして中長期で育てていくことを諦めない様に必死に抵抗している。あなたがユーザーの立場であれば、極めている人から良い商品良いサービスを提供して欲しいはず。そこで、若者に大切なことを教えて欲しいと聞かれたら「若者よ大志を抱け」をいじって「若者よ極めなさい」と答えたい。次回に続く。(1/25)
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