社長のコラム(2019年1月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 週2回書く社長コラムの内水曜日分は、福岡から佐世保へ向かう高速バスの中で書いているのだが、今日は2時間の旅がもうすぐ終わろうかというのにほとんど書けていない。毎回コラムをご覧いただいている方は私が時々こういう状態になっている事にお気付きかと思う。今の私は乾いた雑巾を絞る様なネタ切れ状態であり、あったとしても根暗なイメージダウンする様なものしか書けそうにない。しかし、これまでこういう状態であっても書き続けてきた。そうこうしている内にようやく今日のネタが「不屈の精神」に決まった。不屈の精神と言えばK1ファイターの今は亡きアンディフグ。彼が35歳で急性前骨髄球性白血病(APL)にて亡くなった2000年は当社設立年であり、彼の試合が保険会社の営業マンだった私の心の支えになっていた事を思い出す。更に私の幼少期にタイムスリップすると、当時テレビでやってた「がんばれ!ロボコン」の曲である「おいらロボコンロボットだい!」。この歌詞の「9回負けても10回勝つぞ!やられてたまるかロボ根性♪」の部分は今でも口ずさむ事が多い。気持ちが負けそうな時に助けられている。 (1/30)
- 最近、自分自身をスマホで撮影する事が多くなった(カミングアウト)。きっかけはブリーチカラーした髪の色の変化を見る為だったが...。スマホをインカメラに切り替えて、左手に持ちその手を出来る限り遠くに伸ばす。画面に映る自分の顔をチェックしながらベストな状態でシャッターをきる。撮影角度は滝川クリステルさんでお馴染みの左斜め45度が原則。その際、スマホの向きを縦にするか横にするかによっても目線が変わる。こんな具合に拘りはじめた。写真うつりを良くする為のいくつもの注意点がある中、一番大切なのは表情だと気付いた。表情から読み取れる気持ちや人間らしさを感じる写真がいい。勿論、笑顔で幸せそうな写真が一番好きだが、喜怒哀楽のどれもそれなりに良さがある。お気に入りのよい表情の写真は目力の強さ加減が絶妙なものが多い。目力とその目線に意識しながら色々な動きのある表情をしてみるとこれまで見えなかった自分自身が客観的に見えはじめた。そして、色んな表情で撮った写真を連続で見ているうちに笑えてくるという特典が漏れなく付いてくるので皆さんにもおすすめ!やってみるべし...。 (1/26)
- 「人にやさしく!」って何?…。人にやさしくするには思いやりのある言動をしなければならない。THE BLUE HEARTSの曲名、香取慎吾さん主演のドラマ名でも使われている程の響の良い言葉で私は好きだ。そんな私は、先日、やさしそうな私アピールの為に、おばあちゃんに道を尋ねられて笑顔で接している風のウケ狙いの写真を撮った。そこまでではなくても、他者から見て好印象好評価を受ける事を目的としたやさしさは沢山ある。自分の安全を確保した上で自己満足する様な人へのやさしさ。こういう表面上のやさしさも悪くはないが、自己犠牲を覚悟の上での真のやさしさは尚更いい。しかし、私を含め多くの人々には中々出来ない事だ。何故ならば、気付いてもらえなかったり誤解されたりして、ひどい場合には職場や学校などの集団の中で舐められたりいじめられたりして精神崩壊する事だってある。そんな本物のやさしさを持つ為には、強い精神力と勇気が必要だ。ひとまずは、自分自身へのやさしさ、偽善者的なやさしさから始めてみて良いと思うけれど、いつかは本当のやさしさを持てる様になろう。 (1/23)
- ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが「押すなよ!絶対に押すなよ」と言った後に、熱湯の中に落とされてしまうというお約束。日本人のほとんどが何度も見た事があるはずのこのネタ。もしも、本当の意味で押すなと言っている時に押してしまったら最低最悪。ベストチョイスとしては言葉の裏にある真意を知る事。このケースでは「押すな」という言葉は準備出来たから押してくれという真意。あくまでも、これはお笑いのネタとして打ち合わせしておいたものだろうから、その判断に苦しむ必要はない。本人に真意を直接確認しようとしても正直に教えてもらえるとは限らない。寧ろ、その確認がきっかけで真意が変換される可能性もある。そもそも言葉に裏があることを無駄に思えるがそうとも限らない。信じてくれてるというのならば言葉で何と言ったとしても真意に気付いて欲しいと思う気持ちはよくわかる。真意がないとしてもヘルプのサインかもしれない。私はそんな真意もサインにも気付かなかったり、おおよそ気付いたしてもリスクを恐れてしまう残念な奴。ちなみに、竜兵さんが「押して!」と言った後に押されるという熱湯コマーシャルはつまんないだろうな! (1/19)
- 久々、本棚からアルバムを取り出して眺めていた。今、20歳台のあの頃の私を見ると恥ずかしい。一言で言うとしたら「今の時代では見かけないダサイ少年」…。その頃は特にオシャレなんてほとんど興味が無く、御構い無しだった。例えば(格安)美容室でパーマをかける際に注文するとしたら、長持ちする様に強めにお願いしますという様の奴。コーディネートなんて考えた事もない。私以外は今見てもおかしくないし、特に大切なあの人は今見たら尚更よく見える。そして、写真の表情を見て何か感じるものがあった。今、タイムスリップして昔に戻れるなら、私をカッコ良くする事もそうだけれど、大切な人との日々をやり直して、面倒でももっと沢山の写真を撮っておく。こうして私が見ている写真も20歳台の一部であり、年間通じて写真が抜け落ちていたりもする。フィルムカメラ→デジタルカメラ→スマートフォンという様に進化して、今では簡単に撮影出来るが、あの時代は…。今のところ昔に戻れそうに無いので、現実的にこれから先をカッコよく生きて、10年後20年後に思い出の写真を見て懐かしむ事にする。 (1/16)
- お正月と言えば駅伝...。元旦のニューイヤー駅伝では100㎞(5時間近く)を7人、1月2日~3日の箱根駅伝では往路復路合計217.1㎞(11時間近く)を10人でリレーする。私は学生時代に駅伝で優勝し区間賞をいただく程であり、最初に就職したのが旭化成だった事もあり駅伝とは縁がある。駅伝は一人で42.195㎞を走るマラソンとは異なり、2区以降の走者のスタート時間にはズレが生じるので敵の状況が掴みにくく難しい。特に、前方からは後方の走者が見えない分、後方優位である。マイペースな人にとっては他の走者を見て走りたくないかもしれないので一概には言えないが...。万一良いタイムで走れなかった時にこれまでの努力が無駄になるとか人に迷惑をかけたくない等と後向きな事を想像していると、身体が硬直していく感じになり本番でいつもの力を発揮出来なかったりもする。チームとしての優勝を優先すべきなのに、自分の役目が終わった段階でやり遂げたつもりでいた。人生はマラソンではなく駅伝の様なものだ。あなたにはマラソンの様に最初から最後まで一緒に走って欲しかったけれどその願いは叶わない。(1/12)
- 祝!ほけん工房福岡天神ルーム10周年...。10年前の今日は、この店に看板が付き、家具が運び込まれる等カタチが出来上がった思い出に残る日だった。オープンはそれから5日後の1月14日。無謀にも、ほとんど行った事もない福岡に初の支店設置、早まったのではないかなどと後悔する事もあったけれど、今となってはこの店舗をつくった自分自身に拍手。振り返ると先見の目がなく後悔ばかりしている47歳の私が、あの時あの決断をした37歳の私を褒めてあげる事にした。37歳の私にとってこれまでの人生で初めての体験が多い年だった。人生初の海外旅行でモナコに行ったのもこの年で、人との出逢いが多く自分自身に満足出来てない事が顕在化した年だった。その2年前、ジムに通い始めた35歳の私にも感謝している。極端な言い方かもしれないが今日を元気に生きていられるのはそのおかげ!そして、40歳の私が通い始めた福岡のジムは毎週一番の楽しみになっている。どれも、過去にとらわれずこれまでに経験した事が無い何かをはじめた結果によるもの。こう考えると過去の私をそんなに残念がる必要はない。感謝するべきだ!(1/9)
- ライヤーゲーム、ゼロ一攫千金ゲームの様な騙しあいの中で最後に勝者になったものは、何度裏切られても騙されても信じる心を失わなかった。チームワークが絡む戦いでは、頭脳以上に大切なものなのかもしれない信じる心。その理由のひとつとしては、騙しあいの世界では能力が高い人程、裏切りそうにない人とチームを組むからだ。信じる心を持つ有能な人が最強なのかもしれないけれど、能力よりも信じる心の方が優先されるのではないだろうかと思う。それなのに、私はその大切な人を信じる心を失っていた。そして、誰を信じてよいのかを見分ける力に自信消失まで...。騙されたり裏切られたりする中で最大の損失は人を信じる心なのだ。信じるべき疑う必要がない人までを疑い信用出来なくなり大切な人を失う事になる。これが更に悪化してくると人を騙す側や裏切る側に成り下がってしまう可能性がある。ここで、STOPしなければ...。人を信じる人と一緒にいる事で心を取り戻し、更には私自身が誰かの心を取り戻させるという連鎖を起こす事が理想。その前に、人を信じる人を見分け切れたら...。(1/5)
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