社長のコラム(2025年4月)

2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- K1のアンディ・フグ、F1のアイルトン・セナ、共に日本で活躍した外国人スポーツ選手、そしてフグは35歳、セナは34歳という若さで亡くなった。どちらも不屈の精神で戦い続け、沢山の人に諦めない気持ちを与えてくれたヒーローだった。今でも私は彼らのことを思い出す。2人とも、ザーッと私より一回り年上のお兄さんでかっこよくて憧れの存在だった。アイルトン・セナが事故で亡くなったレースはテレビ生中継で見ていたので特に印象が残っている。あらためて当時の事故をネットで確認して思い出したのだが、前日の予選でローランド・ラッツェンバーガーという選手もカーブで事故死していた。心が安定しない中のレースだったのだろう。2日連続の死亡事故は他の選手へどう影響を与えただろうか?恐怖だとか失敗だとかを繰り返していくうちに続けていく精神が打ち砕かれる。逃げたい!辞めたい!私も心からそう思って逃げだしたかったことがある。辞めなかったから、こうして今も続けている。戦い続ける為の秘訣としては、逃げ場所をつくらないことである。私は24歳で大きな借金を抱えた事、ビックマウスだった事、学生時に培った忍耐力や自信、他にもいろいろな武器がある中のひとつに、彼らの不屈の闘志があった。私が20歳台の大切な時期にこういう人がいてくれて良かった。今の若者は可哀想。国をあげて逃げ出す事を推奨しているのだから。(4/30)
- お誕生日おめでとう自分。今日から私は53歳を卒業して54歳へ。20歳台の私は歳をとりたいと思っていて、30歳代の途中あたりから徐々に歳をとりたくなくと思いはじめて、過去最高に歳をとりたくないと思っている今がある。これまでの人生とこれからの人生を引いたり割ったりして計算しはじめる。これから何年健康年齢を保てるのか?同級生が自分よりもずーっと年上に見える。相手からも同じ様に年上に思われているかもしれない。自分自身が今の年齢相応であることを認めてなくて、若いつもりでいる。サザエさんの父親である磯野波平の年齢は54歳と設定されている。波平にも申し訳ないが、絶対、同じ歳だと思いたくない。昔の54歳はかなり老けていたのだろう。1960〜1970年の時代背景なので、男性の平均寿命70歳にも満たない時なので、老化速度に10歳以上の開きがあって当然だろう。人は認知症などではなく元気なうちは働き続けるべきで、早々と定年になって再雇用という考え方は時代錯誤している。年金開始時期も早すぎる。どうしても定年や年金開始年齢をつくらなければならないにしても早くて70歳だろう。突然の定年や年金開始ではなく、年々少しづつ年金額、給与、労働時間など調整していくべきだ。突然、労働市場から追放されたくないだろう?(4/23)
- よくある資産運用セミナーで話しそうなことは予測出来る。分散投資なんて定番中の定番である。そのほぼ必ず話される”分散投資”を実行すべきか?そして、多くの場合は限られた対象範囲の中での分散でしかなく実際は偏っていることが多い様子。真の分散投資を学んでみないか?ああ!今日は資産運用の話をしたい訳ではなく、それに限らず”分散と集中”について語りたい。何かひとつの事が得意になることで目立った高評価をされやすくなるし、それ以外の分野があまりにも不得意過ぎることで社会不適合者になるかもしれない。スケールを大きくして、世界、国レベルの話をする。首都圏への人口一極集中を是正するべきかどうかについて、現在、日本国民の3割が東京圏に集中しているが、多くても2割以下に減らすべきだろう。お隣、韓国では国民の5割がソウル圏に人口集中しているらしいが、深刻な問題となっているらしい。中央集中、つまり特定の場所に資源や人口が集中することには、様々なリスクが伴う。石破政権の政策のひとつでもある地方創生について私は基本的には賛成である。私は首都一極集中より地方分散、単一国家よりも連邦国家の方が私は好き。アメリカ、ドイツ、カナダ、スイスなどの様な…。私は集中しすぎている現状に対して分散を求めているが、逆に分散しすぎている場合は集中することを求める。ちょうどいい集中・ちょうどいい分散を求める。(4/22)
- 私は正しい人事評価をしたい。会社にメリットを与えてデメリットを与えない社員を高評価するべきである。社員のスキルやキャリアがあったとしても、会社のために有効活用されないと無意味である。給与や賞与は、各社員が会社に及ぼす利益と会社全体の利益などによって計算される。結果はもちろんのこと今後の見込みまでを考慮する。そして、その支払いには下心がある。「辞めるなんて言わずにずーっといて欲しい」「愛社精神を持って欲しい」「業績を上げて欲しい」なんてことだ。その効果があったら今後も昇給しやすくなる。逆に、裏切られ続けると社員にとって良い結果にはならない。その場しのぎのインスタント社員を使い捨てる会社、じっくりとレベルの高い社員を育てる会社があるとして、終身雇用制であれば、後者を選択するが、今のように転職をすすめるような成り下がった国では、社員は育てられない。会社にとっても社員にとっても損する仕組みが作られていることにお気づきか?ついでに顧客にとっても損する仕組み。日本国民全般にとっても中長期で損する仕組みがつくられていることにお気づきか?会社の大切な資金が、会社を大切にしてくれる社員に支払われるべきで、そういう社員を長期的に大切に育てていくべきだが、それができない世の中なので、ジレンマである。(4/16)
- 新品、中古どっち?ここ数年間の私は中古を購入することが多くなった。メルカリや楽天などネットで簡単に中古品を見つけることができて、偶に粗悪品があるもののほとんどのものには満足している。なにもかも中古ではなく、新品が向いているものは新品で購入するものもある。高額で通常割引がされない商品で、新品と中古の価格差があるものが中古購入の対象になりやすい。私は今までメルカリなどで売ったことがなく、買い専門だが、一応リセールバリューを気にしている。私が持ち物を売ったことがあるのは、これまでの人生の記憶を遡っても自動車の下取りだけだ。スマホの下取りすらもやったことがない。自動車は新車と中古車のどちらが良いのか?中古車とは言っても極めて新車に近い新古車から新車保証が切れた古いものまで色々ある。その保証期間もメーカーによって一般的には5年だが、長いところでは、6年、10年、15年まで更新可能である。新車保証が5年の場合、3年落ちの車両を購入すると残り2年保証なので保証期間中にしか所有しないのであれば40%しか使用できないことになる。当社の場合、佐世保と福岡の店舗間を移動する為に走行距離が多くなりリセールバリューが悪くなるので、バランスを取る為には初度登録がちょっと経った走行距離が短いものを購入した方がよい。大切な資金を効率よくつかいたい。(4/12)
- 現状維持しても、ちょっと前に進み成長したつもりでも、他が大きく成長したことで、相対的には後退している。名目金利とは、物価上昇率などを加味しないで表示している金利のことで、 これに対して物価上昇率を加味した金利のことを実質金利という。計算式で表すと「実質金利=名目金利-期待インフレ率」というように、よく皆さんが言う金利は名目金利であって、物価が3%上がっているとして、金利が2%しか上がってないとしたら、実質金利はマイナス1%ということで、実質の貨幣価値は目減りして貧乏になったことになる。もしも、あなたが100万円をタイムカプセルに埋めていつか取り出した際にはその価値は半分も無かったりするかも。会社の売上が例年変わらないとしたら、デフレであれば良いがインフレであれば後退していることになる。今の時代、難しいのは日本はインフレであるだけならよいが、国家が衰退していく中でマーケットが萎んでいき、コンプライアンスでがんじがらめになり、企業の実質成長が妨害されている。輸出業は円安傾向にあるために利益を出したので、国を含めて一見良く見えるが米ドルベースでは残念なことになっている。日本は、景気が後退しながら物価が上昇する経済状態「スタグフレーション」に片足つっこんでいる。もう一度言うが、成長するのは当たり前で、他以上に成長しない限り、後退している。(4/4)
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