社長のコラム(2025年4月)

2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 私は正しい人事評価をしたい。会社にメリットを与えてデメリットを与えない社員を高評価するべきである。社員のスキルやキャリアがあったとしても、会社のために有効活用されないと無意味である。給与や賞与は、各社員が会社に及ぼす利益と会社全体の利益などによって計算される。結果はもちろんのこと今後の見込みまでを考慮する。そして、その支払いには下心がある。「辞めるなんて言わずにずーっといて欲しい」「愛社精神を持って欲しい」「業績を上げて欲しい」なんてことだ。その効果があったら今後も昇給しやすくなる。逆に、裏切られ続けると社員にとって良い結果にはならない。その場しのぎのインスタント社員を使い捨てる会社、じっくりとレベルの高い社員を育てる会社があるとして、終身雇用制であれば、後者を選択するが、今のように転職をすすめるような成り下がった国では、社員は育てられない。会社にとっても社員にとっても損する仕組みが作られていることにお気づきか?ついでに顧客にとっても損する仕組み。日本国民全般にとっても中長期で損する仕組みがつくられていることにお気づきか?会社の大切な資金が、会社を大切にしてくれる社員に支払われるべきで、そういう社員を長期的に大切に育てていくべきだが、それができない世の中なので、ジレンマである。(4/16)
- 新品、中古どっち?ここ数年間の私は中古を購入することが多くなった。メルカリや楽天などネットで簡単に中古品を見つけることができて、偶に粗悪品があるもののほとんどのものには満足している。なにもかも中古ではなく、新品が向いているものは新品で購入するものもある。高額で通常割引がされない商品で、新品と中古の価格差があるものが中古購入の対象になりやすい。私は今までメルカリなどで売ったことがなく、買い専門だが、一応リセールバリューを気にしている。私が持ち物を売ったことがあるのは、これまでの人生の記憶を遡っても自動車の下取りだけだ。スマホの下取りすらもやったことがない。自動車は新車と中古車のどちらが良いのか?中古車とは言っても極めて新車に近い新古車から新車保証が切れた古いものまで色々ある。その保証期間もメーカーによって一般的には5年だが、長いところでは、6年、10年、15年まで更新可能である。新車保証が5年の場合、3年落ちの車両を購入すると残り2年保証なので保証期間中にしか所有しないのであれば40%しか使用できないことになる。当社の場合、佐世保と福岡の店舗間を移動する為に走行距離が多くなりリセールバリューが悪くなるので、バランスを取る為には初度登録がちょっと経った走行距離が短いものを購入した方がよい。大切な資金を効率よくつかいたい。(4/12)
- 現状維持しても、ちょっと前に進み成長したつもりでも、他が大きく成長したことで、相対的には後退している。名目金利とは、物価上昇率などを加味しないで表示している金利のことで、 これに対して物価上昇率を加味した金利のことを実質金利という。計算式で表すと「実質金利=名目金利-期待インフレ率」というように、よく皆さんが言う金利は名目金利であって、物価が3%上がっているとして、金利が2%しか上がってないとしたら、実質金利はマイナス1%ということで、実質の貨幣価値は目減りして貧乏になったことになる。もしも、あなたが100万円をタイムカプセルに埋めていつか取り出した際にはその価値は半分も無かったりするかも。会社の売上が例年変わらないとしたら、デフレであれば良いがインフレであれば後退していることになる。今の時代、難しいのは日本はインフレであるだけならよいが、国家が衰退していく中でマーケットが萎んでいき、コンプライアンスでがんじがらめになり、企業の実質成長が妨害されている。輸出業は円安傾向にあるために利益を出したので、国を含めて一見良く見えるが米ドルベースでは残念なことになっている。日本は、景気が後退しながら物価が上昇する経済状態「スタグフレーション」に片足つっこんでいる。もう一度言うが、成長するのは当たり前で、他以上に成長しない限り、後退している。(4/4)
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