社長のコラム(2024年6月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 昨日はありがたくも保険会社にお呼ばれして2018年3月27日から6年3ヶ月ぶりに東京へ。…というか九州からもその期間一歩も出ていない。以前は毎月の様に東京や大阪に行ってたのだがその間コロナ禍もあり業務も忙しく何かと行くチャンスが無かった。昨日は雨が降る中、25000歩以上歩き、こんなに歩いたのは2018年3月以来。私の一日あたりの平均歩数は6000歩もない程度(週一回の福岡市内への出張で10000歩、普段、佐世保市内で3000歩前後)だから足腰がビックリしている。私が自由に使える時間は17時から夜までの時間しかなく、翌日の朝には帰らないといけないので、その時間を有意義に使いたく、結果的に街全体を見て空気を感じたいと思い、ゆっくり寛ぐ事もなく、ひたすらキョロキョロしながら歩きまわった。時間が限られている為に電車での移動時間のロスを考えて、以前、当社の支店が有楽町にあって、これまでに何度も隅々まで歩き地理的に詳しく変化を掴みやすい銀座、有楽町、新橋に絞った。それでどうだったかと言うと、大きな変化を感じなかった。2018年までの2年間の変化は大きく感じたが6年以上も経って変化が小さいなんて何故だろう?(6/29)
- 保険なんて〇〇だから必要ない!嫌、保険は〇〇だから必要だ!という様に真逆の事を言葉に出してみる。徹底的に必要ない理由を考えていき疲れた頃に、真逆の徹底的に必要な理由を考える、そして、また不要な理由という様に何度も繰り返していく内に、誰よりも保険が不要だと思う人でもあり必要だと思う人になる。自分自身がレベル10に達しているとして、その誰かがレベル3程度なら、この段階で不要だと思う誰か必要だと思う誰かが投げたボールが止まって見える様になる。更にその果に行き着く場所は、必要か不要かを考えている事自体に違和感を感じ始めて、欲しいか欲しくないかの方が大切である事に気づく。悟りの境地とでも言うのだろうか?そこまでは大袈裟。食べたいから食べるし、眠たいから眠るし、おしゃれな服を着たいから着るし、かっこいい自動車の乗りたいから乗ると考えた方が必要性を感じてからの行動より幸せだろう。それと同じ様に保険を欲しいと思って欲しい。少なくとも保険を売る側としてはそう思っていただけるプレゼンをやって欲しい。頑張って働いた大切なお金は必要かどうかではなく欲しいものに使いたい。(6/26)
- 三歩進んで二歩下がる🎶って実際にその通りに歩いてみた事があるがなかなか前に進まない。1歩進む為に5歩必要になる計算となり1km進む為に5km分歩かないといけない事になる。しかも、逆側に方向転換する力を要する為に5倍どころじゃない負荷がかかる。こんな馬鹿な歩き方をしているという人はいないだろうし、試した事がある人も限られているだろう。そんな歩き方をしない人でも、人生、経営、成長などでは、そんな歩み方は当たり前。三歩進んで三歩下がって一歩も進まなかったり、二歩進んで三歩下がるなんて事もある。三歩進んで二歩下がるの繰り返しによって、質を高めているのであれば悪くない。3種類を試しに使ってみて、篩にかけて一番良い1種類に決めたのであれば良い。もちろん”どれも良い”ベストなのだが、試さずに完璧に見極めるのは奇跡に近い。現状よりも良くなる為にはボーッとして何もしない訳にいかず、現状維持する為にも衰退を防ぐ為には何か行動するしかない。一度たりとも失敗が許されないものもあるし、そう簡単な事ではないのが...。私は今も当社の成長の為に三歩進んで二歩下がり戦っている。(6/22)
- 長嶋茂雄が選手に打撃指導をする際「スーッと来た球をガーンと打つ」という様にオノマトペ(擬音語、擬態語、擬声語等)を連発して使っていた事は有名だ。プレゼンの天才であるスティーブ・ジョブズもオノマトペの使い手だった。意識的に使っていたのだろうか?私は無意識だったのではないかと思う。彼らにとっては自然で当たり前だが理論付けて説明にしくい高次元な感覚や感性を伝える時、身振り手振りとオノマトペを組み合わせた様な表現になってしまうだろう。感性や感覚よりも丸暗記したり理解を優先したものであれば、言葉に直して説明しやすいが、センス(感覚、感性)となると困難である。数十年前は職人を育てる為に棟梁が新人に向かって丁寧に教えず「まだ教えるのは早い!見ろ」と年月が経ってから実際にやらせてみて不足分をアドバイスをしていたらしいが今もそうあるべきだと思う。こうして手に入れた能力は強く応用が効く。マニュアルに記載してある程度のものはPCに入力する事によってAIが対応可能なものなので、人はセンス(感性・感覚)を高めない限り、近い将来マニュアル人間は淘汰されるだろう。つづく。(6/17)
- 先日、私は恐ろしくネット口コミ評価が悪い病院を選び通ってみた結果、口コミとはかけ離れている良い病院だった。偶々なのかもしれないが口コミを信じなくて良かった。4月に医師63人で一方的なグーグルマップの口コミについて提訴している事からも、それを確かめたい気持ちもありの挑戦だったが口コミとはかけ離れていた。事実無根の口コミに反論したくても個人情報の関係で泣き寝入りしている医師たちの気持ちがよくわかる。それとは真逆に口コミを悪用した医師もいたようだ。今月、病院が値引きを餌に高評価の口コミをさせたというステマ(ステルスマーケティング)を行い行政処分されている。医師に関わらず近い話としては元ZOZOタウンの社長である前澤友作さんがSNS上の悪質詐欺広告を訴えている。口コミやSNSは良いものも悪いものも信じすぎてはいけない事は間違いない。正しく運用されるているなら参考にしたいSNSや口コミだが現状では参考になるどころか判断の邪魔になっている。SNSや口コミやテレビ等は「個の欲」の為に存在し、それを動かすのは「カネ」と「権力」・・・。こんな事で良いのか?良い訳がない。(6/14)
- 「正義の反対は何?」と聞くと「悪」だと答えてしまう。正義の味方が悪を倒すヒーロー的には間違っていないが、あくまでも自分が正しく相手が悪という前提である。相手は相手で自分は正義で相手が悪だと思っているかもしれない。しっくりくる正義の反対は「悪」ではなく「愛」である。ピンと来ないと思うので、ちょっと解説しておく。正義とは自分が正しくて相手が間違っていると思う事、愛は相手が正しくて自分が間違っていると思う事。さて、正義と愛は立場やケースによって使い分けが大切である事を話しておきたい。経営者は正義、社員は愛の割合が多目でなければ会社は壊れる。社員から見た経営者は自分勝手に正義を振り翳している様に見えるだろう。私は社員が経営者の正義に合わせてくれていると思っているので、私は応えなければならない。会社と顧客の関係でも言える。お客様は神様ですと言うのであれば、顧客の正義を会社が愛で受け止める事になる。業種などによるがそれは良くない。私の正義は顧客や社員に配慮しながらも会社の正義を貫く事である。私の私利私欲の為の正義は最小限で留める。短絡的なコンプライアンスは作らない。 (6/6)
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